大手財務コンサルティングの内定を取り消して、年収やキャリア採用を捨てた理由
このストーリーは、
大手財務コンサルティングの内定を勝ち取ったも関わらず、
年収やキャリア採用を捨てて、
在学中にビジネスで独立する決意をした慶應生の話である。
第一部 <友人との再会>
就職の内定、取り消そうかな。。。。。。
大手財務コンサルティングから内定を勝ち取り、
時間と心にも余裕ができたから、
社会人2年目の友人と久しぶりに会うことになった。
僕は浪人と交換留学でニューヨークにも行ってたから
同級生と比べて2年間進学が遅れていたんだ。
また、その友人も業界最大手の一社で
コンサルタントとして働いてたから、
実際に社会人になる前に、
コンサルタントという職業が一体どんなものか
聞いておいて損はないだろうと思ってた。
友人は都心の駅から程近いマンションに住んでて、
友人宅で宅飲みすることになった。
いい感じの企業から内定をもらえたこともあって、
『久しぶりにお酒を飲んでテンション上げまくるぜ!!』と
僕は意気揚々と待ち合わせ場所にダッシュしていた。
その一方で、
久しぶりに会った友人は、
就活直後の有頂天になっていた頃とは
比べ物にならないほど生気を失ってた。。。
というのも、彼が内定したばかりの頃は、
それはもうリア充を絵に描いたような生活をしていたからね。
僕が実際に参加したことはなかったけど、
商社や投資銀行、テレビ局などに内定を決めた就活エリートたちは
彼ら限定のLINEグループを作って
就活での勝利をお互いに称え合っているらしい。。。(T~T)
一流企業からの内定を得た友人も例に漏れず、
就職活動が終わると同時に、
一流企業内定者限定グループに所属して、
勉強会という名の「恋活」に明け暮れていたんだ。
毎晩居酒屋パーリナイだぜ!
それって飲み放題??
今から姫ピッピたちと勉強会してくるわぁ〜。
”Lineふるふる”してもいいですか??
リア充なグループの話を聞いて、
こんな感じにテンションを上げていたのを覚えてる。。。(^^;)
でもその頃と比べると、
その友人はなんだかまるで、
”日本版ムンクの叫び”に見えるほど疲れ切っていた。。。。
仕事のし過ぎで疲弊したためか、
以前のような目の輝きは失われていた。
また、ムンクほどハゲてはいなかったが、
なんやかんや、頬もこけていたような印象だった。
ゼロカロリーのコーラに代えた??
こんな感じで会話が始まったが、
その声からも仕事で疲れきっていることが伝わってきた。
彼の就職先の仕事環境は驚くほど過酷だった。
彼の1日の仕事は、
カフェでのコーヒーの注文から始まる。
というのも、
上司の好きなトッピングを盛り付けたコーヒーを
持っていくことが新入社員の役目だったからなんだそうな。
毎朝 勤務時間にはオフィスに着くように、
早めに起きて 10人分ほどのコーヒーをトッピング込みで注文する。
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