日本では絶対味わえなかった、心を通わせる、アンドリューの話。

無料で海外に行ける。期間は、3週間。あなたはどこで、何をする?
これは僕が17歳の時の話。
もし、ででーん、と天使のようなおっさんが、空から舞い降りてきて「無料で海外に行けるぞ!しかも3週間。どこ行く?」と言われたら、あなたは、どこに行くだろうか?
おっさんの事は突っ込まずに、すぐさま、色々な国々が駆け巡るだろう。そして、様々なスポットを思い浮かべるだろう。
ヨーロッパもいい。またはアジアを周遊するのはどうだろうか?はたまた、インドなどに行き、修行のように自分探しをするのもありだろう。
それも、無料で。
そうなのだ。僕は無料で海外に行くことになった。しかも全国選抜で。・・というと、聞こえが良いのだが、まぁ恐らく(これは分からないけど)高校の方で上手に選んでくれたのだと思っている。
ことの発端は、僕がとある部活にいたことと、3人いた顧問の先生のうち、2人が英語科だったことがきっかけだったりする。



この先生が、のちに僕に「ホリエモンみたいになれ」といった人である。ちなみに僕の当時の将来の目標は「公務員」だった。
それを言われた時に、「ホリエモン?誰?」という位、ただ勉強と部活しかしていなかった、ただの真面目くんだった。
さて、行き先は・・というと、天使のようなおっさん話とはちょっと違って、選べずに決まっていた。超大国、アメリカ。しかも東海岸のニューヨークやらワシントンやらといった、おしゃんてぃーな街並みが彷彿とされるようだ。
確かに海外興味あるけど、親は・・?
と、思いながら、両親に相談してみると・・

あなた受験ないんだし、行ってきなさいな!

やることないんだし、いいじゃん。

そういえば◯◯(地元)に、いい英会話教室あったよ〜
ということで、両親も試験もパス。色々とトントン拍子に決まったわけだ。ありがたい。
いざ、アメリカ・・。
飛行機に揺られ、ついた。日本よりも大雑把な芝生に出迎えられる。
ちなみに、どんな日程かというと、まずは日本メンバー40名と、ワシントンDCやニューヨークに行き、有名どころへ表敬訪問をするって話。これが1週間くらい。
その後、現地の高校生の家へ行き、ホストファミリーと、交流&何泊かの宿泊。
その後、超がつくほどの、とある有名大学へ、夏休みの期間を使って、2週間くらいの、アクティビティー(という名の英会話の勉強やスポーツ)をする。
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