24歳の田舎育ちの芋娘がたった3年で300人以上の生徒が通うお菓子教室を作った物語~20歳から21歳~

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数時間後、会社から私の携帯に電話がかかってきます



「藤六さん、ちょっと今大変なことになってるんだよ

お休みのところ申し訳ないけどこっち来てくれる?」



大変なこと、、、私何かしたっけ、、、



「君の彼氏がね、本社のほうに乗り込んだらしくてね

自殺未遂したんでしょ?とにかく来て話しようか」




、、、、、どうしよう。

まさかこんなことになるなんて

なんで本社に行ったの、なんで私の邪魔をするの、なんで勝手に行動するの



「おい、着いたぞ。今、どこ」



彼からの電話です。



「あ、あの家におるけど、、、」

「わかった、そこにおれよ」


こわい。また怒られる。

なんで男の人って殴るの?

なんで怒鳴りつけるの?

なんで、、、なんで、、、




ピンポーン



来た。どうしよう


「はい」

「お前なぁ!そんなになる前にはよ言えよ」

「あの、本社のほうに行ったってほんと?なんでそんな勝手なことするん?」

「行ったよ!ちゃんとシェフに会って説明してきた。お前が大変なことになってるって。

雨だったのに傘もささずに、出てきてくれたぞ。長いこと話聞いてくれて。あの人ええ人やな」


大好きなシェフが、あの偉大なシェフが

傘もささずに、こんな一般人のために出てきてくれるなんて


「辞めてもいいって言うとったで。そっちの会社にも僕から伝えときますって」



そんな、、、そんな、、、



「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



その場に泣き崩れました






いろいろ周り道したけど、ようやく自分に素直になれました


「あ、あたし、やめても、いい、、?」

「いいよ」

「お父さんと、お母さん、、、怒らんかな?」

「そのまま続けとるほうが親は辛いと思うで、あと俺も嫌やわ」

「なんで?」

「好きな人がそんな自分で腕切ってたら嫌やろ」

「そうなの?」

「そうです」



解放された瞬間でした


しかし、まだ難題はあります。

あの上司と先輩に呼び出されていること



「一人で行けるか?」

「大丈夫」


震える足でいつもの職場に向かうと

上司と先輩、他の部署の偉い人もたくさん来てました


私は椅子に座り、周りを取り囲むようにして全員から質問攻めにされます



「お前、本当に辞めるんか」

「逃げるんか」

「ここで辞めたら一生どこも続けられんぞ」



私は「はい、、、はい、、、」としか言いようがありませんでした

長い尋問が終わり、じゃあ解散と、私はこの日付けで仕事を辞められました




その日の夜、シェフから電話がかかってきました


「藤六が辞めても誰も責めへんで。お前の人生やからな。好きに生きなさい」


はい、、、ありがとうございます、、、


「あと彼氏すごいなー!大事にしろよ!」


はい、、、ありがとうございます












何度も死のうと思いました


私は必要のない人間だと思っていました


死んだほうが周りは喜ぶ

本気でそう思っていました


でもそうじゃないみたい




私は生かされました




もう自分に嘘はつかない、そう決めた瞬間でした


わたし
でも、まだ不幸は続く

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