Two feelings 1章[光の声]

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僕が高校生になって2年過ぎたある時、交通事故に遭った。お父さんとお母さんは命を取り留め、僕はこの世界(地球)から切り離された。神様は、次に生まれ変わるなら男か女。どちらがいいか聞いてきた。僕は答えた。「任せるよ。決めれるなら苦労はしない」と。目覚めた時、そこには蒼(男)と紅(女)の対立した世界があった。
1章[光の声]

「貴方は生まれ変わるとしたら男か女。どっちがいい?」

「任せるよ。決めれるなら苦労はしないし」

僕はいま誰と話しているのかな。不思議なことに記憶が全くない。悲しかったこと、嬉しかったことが思い出せない。

神様は僕に道を作る。光る橋。その先にはなにも見えない。

「この道を行きなさい。貴方の望んでいたことを叶えるために」

「う、うん」

僕はゆっくりと歩き出した。やがて光る橋を通り過ぎ、目の前が真っ暗になる。

(え?なになに?)

突然の事だったからか僕は足を止める。すると深い眠りに誘われて、地面へと倒れ込んだ。

(僕の望むこと?わからない)

(わからないよ。)

「おい!」

僕の側で誰かが大きな声を出している。男の人?

「むにゃむにゃ」

目を開けた僕は周りを見渡した。広い草原、空は雲ひとつない蒼い空が広がっていた。

「ちょ!俺を無視すんな!」

「え、誰?」

僕は後ろを振り返ると大きな男の人が立っていた。

「わぁ!怪物!」

「誰が怪物だぁ?」

大きな男の人は呆れた顔つきで僕のことを見ている。頭を掻きながら。

「お前誰だ?」

「それ、こっちの台詞!」

「すまん」

「じゃあここは何処なの?」

「そうだな。ここはフェルア街の外ってところか。」

この男の話しからするとここは街の外らしい。そのことを知った僕はさらに質問を続けた。

「じゃあ」

「一旦質問はまて。とりあえず聞いておくが、お前の名前はなんだ?」

「椎名 遥(しいな はるか)です」

「俺は新屋田(あらやだ)だ。」

(名前。覚えてたのかな?)

そんなことを考えながら、僕は草の生えた地面に座り込んだ。

すると新屋田は僕をひらっと持ち上げる。

「な?なにをするの!」

僕は持ち上げられた時、咄嗟に声が出ていた。

「お前軽いな。」

「嬉しくないよ!」

僕は何故か新屋田にお姫様だっこされていた。

「降ろしてよ!恥ずかしい!」

「なにを言っている。俺はこれからお前をフェルア街に連行する。」

「は、はなせっ!」

しかし、新屋田の力に負け抵抗が出来なかった。

(僕の体重40キロ一瞬でばれたぁ)

新屋田は。

(それにしても軽すぎる。こいつ、もしかして)

そしてフェルア街に入る。そして注目の的になった。ある意味で。

***

お姫様だっこされたまま僕はフェルア街の何処かに連行されている。恥ずかしくて顔を手で覆っている。

「も、もう良い?」

「ダメだ。」

「ど、どうしても?」

すると新屋田の口が少し歪んだ。

「お前、いま空に見えるあれ見えるか?」

僕はため息を吐きつつ。

「うん。あの紅い星ね。あれがどうしたの?」

「いや。なんでもない」

ザワザワ

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