[ビリギャル]学年でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶應大学に現役で合格した話

2 / 3 ページ


え?


人?


「あ、そっか、イイクニ作った人か!」


いやちょっとまて、勝手に自己完結するな。俺は今唖然としてるんだ。


ちなみに、彼女が1年後に目指すべき慶應の過去問で、平安京関連の問題はこんな感じ。


---------------------------------------------------------------------------------------------


2011年度慶應義塾大学 文学部 日本史入試問題

問7 ( A )に入るのは、平安京の正門である。あてはまる語を漢字3文字で記しなさい。


(二)治安三年六月十一日、 上達部及び諸大夫、法成寺の堂礎を曳かしむ。或いは宮中諸司の石、神泉苑の門ならびに乾臨閣の石をとり、或いは坊門、(A)、左右京職、寺々の石を取ると云云。嘆くべし、悲しむべし。言うに足らず。



--------------------------------------------------------------





答え、

羅城門。





遠い。ここまでの道のりは遠すぎるぞ。


平安京を人だと認識している人間に、羅城門は厳しいですよ福澤諭吉先生!

(ご存知、一万円札の人=慶應義塾大学の創始者)




東西南北が分からない



    (これは、上智大学に最終的に進学した妹が小学6年の時に書いたもの)


もうね、こうなってくると僕の知的好奇心が全開ですよ。こいつはどこまで無知なんだと。

この時に、僕は名言を作っています。

この世の中で恐ろしいもの3つ。



『地震・かみなり・火事・ゆとり』



ってね。(4つだろ!?っていうツッコミありがとうございます)


とりあえず僕はさやかちゃんに、「日本地図を書いてみてくれ」と言いました。

すると、彼女は、「いやー、無理ですわ―」と言っていました。

「細かくなくていいからザックリと」と指示すると、


彼女が書いたのは、



こんなんでした。

いやいや、ちょっと待て。

普通、いくらなんでも↓こんな感じでしょう。せめて北海道・本州・四国・九州の4つの島ぐらい書こうよと。ざっくりしすぎやん。



僕が、「なんで島ひとつなの?」と驚くと、


「え?日本ってそんなたくさんあんの???」と驚くさやかちゃん。


もうね、いろいろ衝撃です。


「あのさ、北にもいろいろあるやん?」


「北?」


あ、まさかこいつ、東西南北分からないのでは?

そう思って、


「あのさ、北が↑の時、南ってどっち?」


「・・・・・・いやー、そういうの私無理だわ―」


爆笑


教室中が爆笑でした。


「そういうのって、君、人間の動物としての基本性能だわ(笑)」

「いやでもね、先生そうやっていうけどね、私の友達絶対知らないから!まじで!」

「仮に、そうだとしたら、日本は滅ぶよ。本当に。いやまじで」


ちなみに、あとで当時小学生の妹に聞いたら、「え?下に決まってるじゃん。なんでお姉ちゃんそんなこと知らないの?嫌い って言われた」と凹んでいました。


なお、彼女は受験中ずっと、机の前に、こういうのを張ってたらしいです。



こういうところがかわいいですよね。


【余談ですが、彼女はこの島の話をすると反論してきます。いや先生それは大げさに言いすぎだと。私は2つは島をかいた!と主張してくるんです。いまだに。でも、正直、2つか1つかが問題ではないと僕は思うんです】【余談の追記ですが、今回の物語を書いて、彼女にまず読んでもらいましたが、やっぱり、「一つだけ良いですか?私は島を2つ以上はかいた!とその点だけは納得がいかないらしいです(笑)」】



伝説にはとにかくキリがない


Strongの意味が分かりませんでした。

3×4を「サンシ」と聞くと、「私、ほんと九九苦手。そのききかたやめて!」と言ってきます。

個人的に一番思い出に残っているのは、「サンタさんが実在するかどうか」で議論になったことです。ちなみに、彼女は「絶対にいる」と主張していました。

あと、武田信玄の話をした後に、彼女は感動して、「てか、その人すげー。さやか、どこいったらその人と会える?」と真顔で聞いてきました。

「一度死んだらいいよ」と、真顔で答えておきました。

辞書で意味を調べたら、その本文の意味が分からなくて、それを調べたらさらにその本文の言葉が分からなくて、で、それを調べたら、元の単語が出てきて、「結局わからないんだけど、どうしたらいいの?」と聞いて来たりとか。これぞ本当の「ループ」だなと思いましたね、あの時は。

あと、「私、久しぶりにあった人に、さやかの名前覚えてる?って聞いてたことに、最近気付いたんだよねー。」

と言っていました。



最後の夏は遊ばせてほしいという要望


高2の夏。まだ彼女が金髪だった時。どうしても夏休みは最後に遊ばせてほしいと言っていました。

塾にきて、家に帰ってオールでカラオケに友達といき、そこで予習(宿題)をカラオケボックスでやりながら、塾にきて・・・・・・。

を繰り返していました。

著者の坪田 信貴さんに人生相談を申込む

著者の坪田 信貴さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。