第3回 規格外な子育てをした28歳の私の話
親も枯れ葉もみな一緒
お母さんは、物ではない。
見事なまでに実に見事なまでに。2歳になっても挨拶をしない。バイバイって何?しゃべりもしない。たまにしゃべったかと思っても、発音が悪い。よだれはダラダラ。今思えば口周りの筋肉が発達していなかったのだろう。全体的に筋力が弱かったがゆえに、歩くことができず、お座りができたのは2歳過ぎてから。
365日のマーチにするならば。
「発達が~♪育児書違い だーから 対応に困るよね~♪
1日1歩 次の日さがる だーからなかなか 成長しない~♪
育児ってこんなものなの? 初めての子だからわからない~♪
走り出したら止まらない~♪ 手をつないでも振りほどく
腕を上げて足を上げて 妊婦が走る 昼寝まで走れ~♪」
お腹の弟の生育が順調かつ、私も妊娠の経過が良好だったため良かったのだが。
実家が遠い私には、「常に全力疾走で家でも外でも走り回る長男」との妊娠生活は、根性養成期間でありました。
しかも、親のほうはちらりとも見もせず、いきなり落ちている枯れ葉を拾っているのだから。
お母さん、葉っぱに負けた感ありあり。
予定日を10日以上超過しても生まれてこない弟くん。妊婦期間をボーナスサービスされたように思えれば良かったのでしょう。育児に食事管理に、家事にとストイックな妊娠生活を送る私には「罰ゲームですか」と思えたのでした。
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