第2回 遅咲きのラジオネタ職人暮らし

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人気絶頂の終了。


 なんでだろう。ありえないし。

 本があんなに売れて、CDも出るし、熱狂的なリスナーとパーソナリティが、毎週番組でお祭り騒ぎ。最終回のライブに私も行きたかったけど、貧乏学生は交通費も宿泊費も無かったために諦めた。


 番組が終わったあとは、番組名は一部残して、別なラジオパーソナリティが担当して、投稿のコーナーもあったのだと思う。

 しかし、あまり記憶には残っていない。覚えているのは一言、


 あの番組じゃない!


 ということ。

 いくら、番組名が残ろうが、リスナーが次番組に期待して残ろうが、雰囲気がまるで違っていた。

 あの人じゃないし。あの伝説のコーナーが無いし。


 私がそれから20年後に投稿するコーナーは、その時にはすでに伝説となっていたのは確かだった。





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