全くモテない19歳の女の子がいきなりオーストラリアに行ってそのまま永住し、イケメンと国際結婚して、ライフコーチになった話。第二回 オーストラリアに突然留学した理由

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はっきり言って彼に全く興味がない。


適当に流していたのだが、ある日いつものように夕飯に誘われて友達としてOKすると、なんと


彼の家族の誕生日会に連れていかれ、彼の家族全員に「彼女」として紹介されるようになってしまったのである。ここまで来ると逃げようがない。


あまりの強引さに私も

「お試しで」


という条件で付き合うことにした。

 

はっきり言って、彼氏が20年いなかった自分も恥ずかしかったし、自分はブスで体格の良いニキビ肌の天パのモテない女だったのでこれでも付き合えってもらえるのは感謝すべきだと少し思っていた自分もいた。


一流ホテルで働く彼は私にいろんな料理、オーストラリアの事、英語などもいろいろ教えてくれ彼にはいろんな面でお世話になった。


そして私は何とかオーストラリアの大学に受け入れられる。


日本で大学一回を終了している、という事で大学二年生からスタートさせてもらえることになった。とはいえ、二年生で一年生での必須科目も同時に勉強しなければならない。


オーストラリアへきて6か月目、ままならぬ英語力と日本とは比べ物にならない勉強量。私は忙しさを増していた。彼の仕事もシェフという事で2時から10時まで働き、私は学校の勉強で忙しく、彼が帰ってくる頃には睡眠。彼が起きる前に学校へ。



彼とは恋人、というよりは「一緒に住んでいる人」以上の関係ではなかったと思う。


とはいえ、私にとって彼は初めての「彼氏」、彼にとっても私が初めての「彼女」。


お互いこんなもんだと思っていた。年上の彼は私にぞっこんだったんだろう。


喧嘩もなく、波もなくの生活である。

大学三回生になると学校にも慣れ、だいぶ余裕になってきたわけでアルバイトを始めることにした。


とはいえ、日本人のスチューデント Visaで英語も超日本語なまりである。


当たり前だと思うが、なかなか仕事は見つからなかった。でも私が日本で一生懸命貯金してきたお金も底が付きつつ、ありなんとかして仕事するしかなかった。

私には次のセメスターの授業料を払うだけのお金など手元に残っていなかったのである。私は金銭的にそこまで追い詰められていた。


そこで私は近所のレストランに訪ね歩きまくったのである。何軒回ったか分からないくらい断られた。当たり前である。私が自分のレストランを持っていれば多分おっさん女子なブロークン英語の日本人なんてごめんである。


が、私はもう後戻りができない。お金がないと生きていけない。仕事すること以外は選択肢になかった。


恥ずかしい気持ちはあったが、なにせお金がないのである。この緊急事態が私に仕事を探し続けさせた。


そんな甲斐あってかやっと一軒のカフェで雇ってもらえることになった。


条件として週40時間働けること。

はっきり言って勉強との両立は死ぬほど大変なことである。


が学校のレクチャーがあるときはその間だけ抜けてもいいという好条件を頂いた。

せっかくのチャンス、逃すことが出来ない。出来るだけオンラインレクチャーのある単位を選び、寝る時間も忍んで勉強し朝の6時から働きまくった。


今考えても私はどうやってこれを乗り越えたのか分からないのであるが、なんとか私は全ての単位を取り、大学の卒業することができた(オーストラリアの大学は専攻によっては3年である)


そして彼との関係はまだ続いていた。


週40時間働かせていてもらったおかげで私と彼は結構の額を貯金することが出来た。私はこれで家を買いたい、と思うようになっていた。その頃からだろうか、おっさん女子な私は経済新聞を読み、銀行のローンの事などを学ぶようになっていた。そして家の値段を調べ歩き、投資するにはどこがいいか、などもこの当時から真剣に考えていた。



もうちょっとで家が買えそうなくらいお金は貯まっていく。何もかも平和に見えた。そんなときである。

そんな時、事件は起こった。











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