それは、神がかり的な出会いから始まった~その3

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義母の故郷は河北省平泉県です。


当時の住所は、

満州国熱河省寧城県喀刺沁中旗平泉街河東甲

今では調べようもありません ( ̄_ ̄ i)

だいたいあの時代のことなど、
好んで調べてくれる人などいないのです。

しかし、しかしです!
ガイドのEさんを通じて、中国政府の偉い方が動いてくれました。

1ヶ月以上かけて、
当時義母が住んでいた家を探し出してくれたのです( ̄□ ̄;)!!

後で聞いたら、県の古地図を引っ張り出してきて
調べるような作業だったそうです。

そして分かったことは…?


義母が住んでいた家はもう存在しない という事実でした。

もしや義母の家もまだあるのでは?と期待していたのですが……。

平泉行きを楽しみにしていた義母に、このことを伝えたら、
少しがっかりしたようですが、こんな言葉が返ってきました。

「でも、山や川の風景は変わっていないかもしれない!」

そうです!いくら街の風景は変わっても、
周りの自然はそう変わるもんでもないでしょう。

私たちは、平泉の変わらない風景を求めて
北京オリンピックが始まる前に、日本を発つことにしました。

出発を今年の6月にしたのは、別に深い意味はないんです。
ただ行くなら早い方がいいと思っただけ。

去年、ガイドのEさんに出会ってから、
私の中で、早く!早く!と焦る気持ちがずっとありました。

なぜだか分からないけど、
今年中には連れて行かなければ!という想い。

義母も、来年だったら行けるかどうか…と言っていました。

私を、そして義母を駆り立てた想いは
いったいどこから来るものだったのか……?

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