【おしゃべりな胎児② 〜1年前にも来たんだよ〜】子宮と胎児が教えてくれたちょっぴり不思議でおもしろい妊娠と出産のおはなし
◆第二話◆ 〜1年前にも来たんだよ〜
-やっと来られたよ-
妊娠したいならウユニ塩湖へ行けと言われた旅の中でやってきたおしゃべりな胎児・ペルたん。
実際そんなペルたんの存在を現実的に認識するまでには少し時間がかかりました。
ペルー最終日からお腹を壊し、帰国してからデトックス祭り。
体調がイマイチな日が続いていました。
おまけに風邪をこじらせたり、咳がひどくなると吐き気まで催すように・・・
その時は南米のデトックスパワーはスゴイなぁと感じてたんです。
私はいつも海外から帰るとデトックスのようにいろんなものを出しまくるので、今回もそれだろうと思っていました。
それにしても一ヶ月も体調不良が続くのはおかしい。
生理がこんなに遅れることも最近はなかったのに・・・
返答がありません。
なんか変だなと感じつつも「妊娠とは違うと思う」と夫婦2人して言っていました
その理由は後ほど。
微妙な不調を感じているうちに桜も満開になり、お花見に出かけたある日。
ルンルン気分でお出かけしてのんびりお花見を楽しんだ帰り、自転車に乗ったままマーライオン状態になってしまったのです!!!
どうしても我慢できなかった(泣)
これはもしかしたら、もしかするのでは・・・?
よーく感覚を研ぎ澄ませ、いつもより無口な子宮さんにもう一度聞いてみました。
この時私の子宮からはそれ以上は感じることができませんでした。
じゃあもしかしたらお腹の中にいるかもしれない赤ちゃんに聞いてみたらどうなるかな!?
妊娠するためにどうしたらいいか聞いた時のように答えてくれるかもしれない!
こんな感じではっきりとした答えは得られなかったものの、改めて子宮に手を当てて感じてみると・・・
今まで以上に「ない」感じがしました。
「ない」というよりもまるで「宇宙」を感じているようでした。
「臓器」というよりも「宇宙」だったっんです。
うまく説明できませんが、これはとっても不思議な感覚でした。
ここまでくると、もうそうとしか思えません。
検査薬を買ってきて調べてみると・・・案の定「陽性」でした。
こうしてペルたんの存在が分かったのは妊娠6週ごろ。
やってきてくれてありがとう。
今日から君は”ペルたん”だよ。
いっぱいいっぱいお話しようね。
そう思えたのは、ペルたんは自分の意思で私のところに来てくれたという確信があったからです。
-赤ちゃんはママを選んで産まれてくる-
最近よく聞くようになったこんな話は本当なのかもしれない。
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