【おしゃべりな胎児③ 〜つわりの終わらせ方〜】子宮と胎児が教えてくれたちょっぴり不思議でおもしろい妊娠と出産のおはなし

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◆第三話◆ 〜つわりの終わらせ方〜




妊娠を経験された方なら、きっと周りの方から


悪阻(つわり)は大丈夫なの?ひどくなかった?


なんて聞かれることも少なくなかったのではないでしょうか?




つわりって本当に人によって様々で

全く何も感じない人もいれば、ものすごく酷くなって動けなくなる人もいるし

一般的に妊娠初期に起こるイメージがあるけれど、臨月ギリギリまで気持ち悪さが続くような人もいるらしいんですね。


そしてつわりの原因もいろいろ仮説はあるものの「コレ!」というものはハッキリとは分かっていないそうです。





では私の場合はどうだったかと言うと・・・




つわりは自分で終わらせました。



自分だけでというよりは、つわりの原因も、どうやって終わらせるかも、

胎児ペルたんが教えてくれたのでした。





私もごく初期の頃から、いわゆる「悪阻(つわり)と言われる症状はひと通り体験しました。


何もなくても吐いてしまったり、一日中気持ち悪さがへばりついて、何かを食べると気持ち悪い、何も食べなくても気持ち悪い・・・いろんな匂いが気になる。

常に船酔いのような、体調不良感が伴ってそれがいつまで続くか分からない。



この「いつまで続くか分からない」ってとこが余計にダルさと不安を増幅させるんです。




例えば陣痛のような「産んだら痛みはなくなる!」っていうような明確なゴールが見えないというか。


あ、もちろん出産までに無くなるだろうことはわかるんですが、この時はまだ妊娠2ヶ月頃。

先が長すぎて霧の中なイメージでした。





そして気持ち悪いが故に、お腹のペルたんと対話をする時間も、感じてあげる時間も忘れてしまっていたんです。





こんな感じだったものだからやるべき仕事も全然進まないし

もともと面倒くさがりの私は家事へ向かうやる気が全くなくなってしまったのです。




妊娠前、うちはもともと旦那さまと家事は分担している方で

きっちり分担ではないけれど「できる方がやる」というスタンスを取っていました。



そしてもともと家事が好きな方だった夫は、ありがたいことに私が妊娠してからというもの

今までよりもたくさん家事を引き受けてくれようとしていました。



(ありがたや〜。
優しい旦那さまで嬉しいな〜。)


そう思っているつもりではありましたが

ご飯・洗い物・洗濯・ゴミまとめ&ゴミ出し・お風呂掃除・・・・



(嬉しいけど、でもこんなにやってもらうなんて・・・申し訳ない・・・。)


すごく嬉しいはずなのに、自分でもビックリの罪悪感が湧いてきたんです。




「やって欲しいとは思ってたけど、こんなに全部をやってもらうなんて申し訳ない。」



自分の中でそんな矛盾が生じていました。


(私もちょっとはやらなきゃ)
洗い物くらいは私がやるよ。。



・・・・ぅオぇっ!!!!!!




(※注:イメージです)




何もできない罪悪感から「やらなきゃ」になると余計に気持ち悪くなるんです。

そして結局やりかけてもろくにできないというパターンを何回か繰り返しました。




胎児(ペルたん)
・・・やめて!
え?ペルたん?
胎児(ペルたん)
ママ、もうやめて。何もしないで。
何もしないでって・・・だって、パパだってお仕事で疲れてるのに私も手伝わなきゃ。
胎児(ペルたん)
それがいらないんだよママ。
『〇〇しなきゃ』っていうのはママがしたいことじゃないでしょ?
でも、気持ち悪くても全く動けない訳じゃないし、妊娠は病気じゃないのに・・・





子宮の声
つべこべ言ってないでとにかく休め!!!
何もするなって言ってるんだよ(怒)!!!!



まさかの子宮さんの横入りが入りました。


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