〜性暴力被害者からの卒業②〜 それでも幸せに生きること。あの日私は、確実に生きるための選択をした
それまでは涙が溢れても気丈に振る舞っていたけれど、すごく泣いたと思う。
恥だと思ったけど、生きてて、良かったの?
私、助かって良かったの??
生きてて、良かったの??
そして、その後も私は話すこと自体は苦でなかった。
思い出して、泣くことはあっても。
そして、刑事さんの
間違っても、自力で復讐なんてしないでね。
ちゃんと、警察に任せて。
それを信じて、私はあるがままの事実を話せたし、その後しばらくして男たちは逮捕されることになる。
ちなみに、取調で最も苦労したのは、実際に被害を受けた場所に確認のためにいくことではなく(被害を受けた場所には行って確認はしないといけないみたいでした)、数日後に男たちの顔写真が本人かどうかを確認しに行ったとき。
だって、タイムロスもあり、実物と写真写りって違うところあるし、1回しかみてない人の顔なんて確実に覚えてるかって不安だし、違ってたら?ってなるし。
今後の警察の捜査に支障を来してはいけないので、全容は明かせませんが、刑事ドラマのようにこの人ですよね?はいそーです!って感じではありません。
このように警察への被害届けについては、わりとすんなり進んだけれど、その先の自分の傷をどう受け入れるのか?共に生きてくのか?には長い葛藤があり、そこが一番長かった。
当時はお付き合いしている彼氏もおり。
彼は
レイプされたなんてっ!
そんな傷モノのオンナ、いらん!!
なーんていう人でもなく。
むしろ、復讐に協力的過ぎて。
止めておかないと。
男たちの住居突き止めて、こっちが暴力ふるって捕まっちゃうから辞めてという程でした。
それはそれで困り…
私は彼にも迷惑をかけたと自責の念にかられ…
お別れすることに。
刑事さんは生きてて良かったといってくれたけど。
ホントにそうなんかな?
こんな思いまでしてそうなんかな?
そんな疑問の日々に入っていきます。
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