4月から無職になった31歳独身女子のライフストーリー#5

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この記事は、2016/4/4にnoteに更新された内容です。

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やっと帰国日が決定しました。4月13日に帰任します。社内側での手続きは100%完了していないのですが、航空券を先にとっちゃいました。以前も書きましたが、最近気になるワード「フリーランス」。特にドイツのベルリンや、オランダでのライターとしての生き方が、今の自分に熱いです。ライフハック系のサイトをみると、いろいろ記事がでてきますね。

さて、前回は駐在の意味付けについて書きましたが、今回は退職を決意したプロセスについて書きたいと思います。


■「3年」という時間の概念

「石の上にも3年」

この諺、やはり一理あるもんだと、実体験を通じて感じました。2015年の10月。駐在生活が丸3年を経過したころ。そろそろ仕事内容や駐在員としての生活に、なにかしらの区切をつけたい。業務範囲を広げたり、昇進するなどして自分をステップアップさせたい。変化や向上を求める気持ちが強く湧き上がってきました。それまでの一年の実績や自己成長が停滞気味だったため、変化を求める気持ちをより強くさせたのだと思います。この考えは自然に沸いたというよりも、「3年」という時間を強く認識していたからだと思います。以前から「3年」という時間軸を目安にしていたわけではありません。むしろ過ぎてから、「あーもう3年経ったのか」と気づいたかんじです。


■「変化のない自分」を認識した瞬間

しかし、所属部署や仕事の環境を振り返ってみても、なにか変化がある気がしませんでした。所属部署にとって私の担当国は優先順位が非常に低いのです。大きな実績も上げてなければ大赤字を出しているわけでもない。市場は小さく、放っておいても一応業務は回っている。良くも悪くも放って置かれていました。

このような現状を踏まえて今後を見つめ直してみたときに、会社にとっての担当事業の優先度と上司の対応や能力は今後もさほど変わらないだろう。そんなことを薄々感じ始めました。この「変化のない未来」を感じ始めたときに、初めて「辞める」という選択肢がリアルに浮上してきました。

過去にも、会社を辞めて別なことをやろうと考えたことは何度もありました。しかしこの時ほどリアルに感じたことはありませんでした。その要因は、「変化のない自分」がリアルに見えたからです。一度それを認識すると、そこから「抜け出したい」という気持ちが思考より先に瞬時に湧き上がってきました。私にとって、「変化がない」ことは「恐怖」にも近いようなものでした。今でこそ、過去の人生を振り返ってみて思い当たる節は多々ありますが、今回の出来事を通じて改めて「安定」や「成長しない」ことを嫌う自分を認識しました。

変化が見えない自分を認識した直後、直属の上司とそのさらに上の上司に「辞めようか迷っている」と早速伝えている自分がいました。


■退職か昇進か

今でこそ退職を決意しましたが、当時は社内でのステップアップも考えていました。退職を迷い始めた10月頃、担当役員が私の任国に出張にきました。

ちょうどいい機会だったので、辞めようか迷っている、と正直に自分の気持ちを伝えました。また、昇進して実力を上げていく気持ちがあることも伝えました。反応は、辞めることへの反対はなく、お好きにどうぞという感じの返答でした。あーあまり期待されていないんだな、と実感し少々残念な気持ちでした。

とは言っても、今後の展望や上司の思いを直接聞くことにより、けっこう刺激を受けてもう少し今の会社で頑張ってみようかな、と思い直しました。

実際に新たな業務に携わるきっかけも少し与えてもらい、年内中は精を尽くしました。


しかし、12月に入る頃にはその新業務も早速失速し始めていました。

自分の実力のなさも感じましたが、元々の組織力の弱さを切に実感し、対応が後回しであることは変わらず、やはり上司にとっての優先度が低いことを改めて認識しました。

この頃から、今の上司たちは一緒に働きたいと思える人たちか。そんなことも考えていました。そんな中、例年通り12月の一時帰国に時期になり、年末の本社出社の時期が近づいてきました。本当に辞めたいのか、今の上司と一緒に働きたいと思えるか。本社出社時に、上司らと直接会うことでこれらを自分の感覚で確かめよう、そう決めて帰国しました。


本社出社については、次回へ。


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Afia Naomi

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