パニック症候群とのお付合い その3

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状況は分かりました。が、症状は相変わらず。将来への不安も募ります。正直参ってました。が、生まれつきの性格でしょうか、何事につけに理解が出来るまで調べないと気が済まなかった為、本やWEBを徹底的に漁りました。

まず驚いたことは、「自律神経失調症」に関する本の数が予想以上に多かったこと。

普段は気にしていませんでしたが新聞の広告欄にも頻繁に掲載されていました。

それで分かった事は「自律神経失調症」で悩んでいる人の数が極めて多いこと。

そして本やWEBでの情報の多さは悩んでいる人達が文字通り「藁をも掴む思い」で、症状が良くなる方法を知りたいと思っていること。

悩んでいるのは自分だけではないと言うのは大きな励みになったものの、これだけの種類の本が出ているという事は、絶対的な解決法が無いことを示しているという厳しい事実をも思い知った。


本は大きく分けて、「自律神経失調症とは?」と言った症状や原因について解説したものと、

所謂「治療法」に分かれる。

後者は例えば病院・診療科の紹介。確かに病院に行くって言ってもどこの病院の何科に行ったら良いのか全く分からない。世の中にはどの領域でも「名医」と呼ばれる医師がいます。

心療内科から漢方を活用する東洋医学まで選択肢は多い。

そして「治療法」。大部分の本は医師が著者か監修になっている。

その他、ツボ押し、マッサージ、写経、歩行術、塗り絵、音楽。

一通りやると結構時間が掛かるし、どれが効いているのかわからなくなって来る。


WEBの検索メニューで「自律神経失調症」と入れると多くのページがヒットする。

カイロ、マッサージ医院の広告めいたもの、やはりサプリの広告。

本と同様、「自律神経失調症とは?」と「治療法」についてのWEB。

簡単に情報が入手できる反面、情報過多で混乱する怖れがあるので、病院に行く前の自身の整理に留めておくのが良いかと。

一番参考になったのは「体験記」。

完治したと言う人の経験談は(あっ、治った人がいるんだ)という安心感につながり、

治療中の人の報告は「同志」意識を高めて勇気を与えられました。

こうした体験記の中で紹介されている治療法の幾つかについては実際に試すことも。

合う合わないは人により違いますが一定の安心感は得られます。


知識はあるに越したことはありませんが、所詮、総論。

表面的な症状の裏に隠された原因、例えば病気がある場合もあるので、やはり医師には掛かって相談、検査、治療をして貰う必要はあるかと思います。


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