就活で全滅した元偏差値38の男が世界ランキング8位の大学院に合格するまで

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2012年8月22日


1年以上続けてきた就活

その中で唯一、最終面接まで残った企業からメールが届いた。


「厳正なる選考の結果、残念ながら採用を見送りましたことをご通知いたします。

末筆ながら、貴殿のより一層のご活躍をお祈りいたします 。」


このメールには慣れっこだったが今回は心境が違った。


「これで完全に人生は終わったな。」


そう思いながら呆然としていた。



偏差値38から慶應大学へ


偏差値38


私の高校一年時の偏差値だ。勉強には一切口を出さない両親も、この成績には絶句していた。


同級生や教師からも思いっきりバカにされたのを覚えている。

「こんなに成績悪い人初めて見た~!」と素直に驚かれてしまうくらいの低さだった。


4年後、慶應大学に合格したものの、一番行きたかった国立大学には合格することが出来なかった。


浪人時代を含めて勉強期間は4年。総勉強時間は述べ10000時間ほど。

1万時間の法則に則れば、驚くような成績の向上ではない。

大学入学後、周囲の友人に聞いてみたことがある。



どうして慶応を目指したの?
友人A
成績がそれぐらいだったからだよ~!
・・・・・・・・・・・・・・・・



そもそもの頭の良さが全く違うのだということを認識させられた瞬間だった。


2012年の就職活動


2012年の就職活動はリーマンショックの影響がまだまだ残っていて、就職活動は全般的に厳しいものだった。2016年現在は売り手市場と呼ばれているが、当時は完全な買い手市場だった。


しかし、どんな状況でも就職口はある。


皆に称賛されるような良いところに就職がしたい、やりたいことなんて分からないからとりあえず就職しとく、など色々理由はあろうが、皆きちんと就職を決めていく。


周囲の友人たちは見事に有名企業から内定を勝ち取っていった。赤い銀行や青い銀行、サイ○ーエージェ○ト、三○商事・マイクロソ○○・野○証券・マッ○○ゼーなどだ。

(恐らくこれを読んでいる人なら全員が知っている有名企業だろう。)


私も就職活動で失敗したくなかったので、就活塾みたいなものにも通って1年以上前から準備を進めていた。


「自己PR、志望動機、学生時代に頑張ったこと」


就活でよく聞かれる三つの質問を周到に準備し、ES(エントリーシート)を書いて企業に提出した。


大学も有名だし、書類選考では落ちないだろう。


と、予想していた。


しかし、その考えは甘かった・・・




書類選考の壁


志望を出した企業は50社ほどあった。



しかし・・・



書類選考が全然通らなかったのだ・・・


周りからは「面接で言いたいことをすべて伝えられなかった」とか「次はグループ面接だから時間配分が重要だ」と言う声が聞こえてきた。


いまだに書類選考にすら通っていないなどとは口が裂けても言えなかった。


面接の場に行けないと自分を見てもらうことすらできない・・・


就職活動の入り口にすら立てていなかったのだ。



当時、有名企業や就活生に人気の高い企業は4月までにほぼ内定を出してしまうことが多かった。

5月に入ると、採用活動を続けている企業は残っているものの、厳しい戦いを強いられることになる。



私はというと・・・


4月の段階で一次面接に残った会社がなんと1社だけ。他は面接にすらたどり着くことが出来なかった。

「有名企業しか受けていなかったんじゃないか」と思われるかもしれないが、そんなことはない。中小企業もたくさん受けた。割合としては半々ぐらい。有名企業にばっかり出して持ち駒が無くなってしまうことは何としても避けたかったのだ。


そんな思いもむなしく書類選考に通ったのがまさかの1社・・・


これを落としたらもう後がないと言った心境で面接に臨んだが、本番の面接を一度も経験したことない人間が面接に通るはずはなかった。


惨敗もいいところで、途中で何を言っているのかもわからなくなり、口の中は乾くし最終的には面接官から「もう結構です」と言われてしまうくらいだった。


5月のゴールデンウィークが終わり、学校に行くと「就活、お疲れ様~!」と言う声があちこちから聞こえてくるようになった。一方、就職活動で唯一書類選考に残った会社も1次面接で敗退。


就職活動が終わったと言う声が聞こえてくるたびに精神的に追い詰められていった。




忘れられない出来事がある。




当時所属していたゼミで私以外にも一人だけ、5月を過ぎても内定を取っていなかった友人がいた。

密かに親近感を感じていたのだが、彼は初の内定を5月末に勝ち取った。



授業開始前にいつも通り教室の外で待っていると


ゼミの友人
(上機嫌で)お疲れ様!
オツカレサマ・・・
(あぁ、内定を取ったな。残るは俺だけか・・・)



内定を取ったとは一言も言っていない。しかし、声のトーンで分かってしまった。

嬉しそうに内定報告していた姿は今でも忘れられない。



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