せんせいあのね

1 / 2 ページ

『せんせいあのね』

 

たしか小学2年生の頃やったか、『あのね帳』(はてな帳やったかも)なる宿題があった。

どれくらいのペースでその宿題があったかは忘れたけど、週1回くらいやったけな。

その宿題は、「せんせいあのね」っていう書き出しから始まり、疑問に思うことや質問したいことを書いて提出し、先生からのメッセージ付きで返却される。

 

例えば、

生徒「せんせいあのね、どうしてちきゅうはあおいの?」

先生「それは、そらがあおいからですよ。」

っていう感じや。

 

今になって思うんやけど、「太陽光のうちの波長が短い、つまりは青い・・・」とか言ったところでっていうのもあるし、時間的な制約(クラスには30人以上生徒おったと思う)もあったかもやけど、「そらがあおいから」とだけ答えておけば、次に「どうしてそらはあおいの」っていう新たな質問が生まれることで、探究心も鍛えられるメリットもあったのかも。

 

この宿題にはあらかじめ、「なんかわからんことあったら先生に質問してや!」という前提のもとに成り立ってる。

宿題やから強制的ではあるけど、質問しなければいけない、ということはつまり、何かに疑問を抱くまで興味を持たなあかんってことや。

 

今思えばこの「あのね帳」によっておれの人生は大きく変わったんかもしらん。

 

普段は

「どうしてうみはしおあじなの?」

「どうしてぬいぐるみはやわらかいの?」

「どうしてよるはくらいの?」

っていう、1回の宿題につき1,2行くらいで終わるものやったけど、1回だけ3冊くらい書いた覚えがある。

 

「せんせいあのね、どうしてはじめはなにもなかったのに、

えんぴつとか、ノートとか、つくえとか、テーブルとか、・・・・・・・・・

れいぞうことか、くるまとか、いえとか・・・・・・・・・

みずとか、つちとか、くさとか、くうきとか、・・・・・・・・・・・・・・・

いぬとか、ねことか、とりとか、にんげんとか、・・・・・・・・・

せかいとか、ほしとか、うちゅうとか、じかんとかがあるの?」

 

もう何個書いたかわからん。

とにかく家の中、外、本、テレビから見聞きできる「モノ」をすべて書き、目に留まる「モノ」がどうして存在しているのか?にたどり着いた。

 

そして「自分は何も知らない」ということを知った。

 

たぶんそれからいろいろなことに興味を持ちだして、もともと持ち合わせていた欲張りな性格も後押しして、全部知りたい!って気持ちになった。

だから、世の中で「どうして」が一番いっぱい詰まってそうな『宇宙』に興味を持って、大学は物理学科を選び、宇宙の勉強をしてたんや。

 

 

 

なんでこの話をしてるかって言うと、先日の投稿で「生徒の話に興味を持って聞く」と書いていて、友達から「ところで興味を持って聞くってどうすりゃいいんだ?」って聞かれた時に、この「あのね帳」がフラッシュバックしてきた。

 

みんなの読んで良かった!