太陽が生まれたハーフマイルビーチ その3
逗子には老舗だけでなく海水浴客をターゲットにしたお店、世代交代をしたお店、新たに参入してきている店も多い。
2、3年前までは駅前にはラーメン屋は逗子郵便局前に一軒あるだけだった。
床が油でツルツル。力士を思わせる大柄な店主がグラグラ煮立つ大鍋からスープを注ぐ。
かなり濃い味なので女性客はまばら。
他には中華料理屋、食堂に類するところで中華麺の一種としてのラーメンが出されていたくらい。
ところが駅前にチェーン店のラーメン店ができたのを皮切りに逗子銀座通りに3軒、新逗子駅前に2軒開店。
駅前のチェーン店は細めの中華麺で醤油味。一店は夜は和食の店になるのだが昼はシンプルな塩ラーメンで、もう一軒は「家系ラーメン」。
この「家系ラーメン」の店の場所には前に「ミシュラン」にも掲載されていた九州豚骨ラーメンの店があったのですがあっという間に閉店してしまいました。「創業昭和46年」と暖簾に書かれていたのですが、これは店主のおばあさんが九州で同名のラーメン店をやっていた時のもの。
新逗子駅前の市役所寄りは煮干しなどの魚介系。もう一軒はアッサリ豚骨系と選択肢は多い。
どれが「逗子」っぽいかと言われると、夜は和食の店だろうか。そのせいか開店前から店の前には行列。間口は狭く看板もよく見ないと分からない。店の名前から「ラーメン」を想像することは難しいので行かれる方はWEBでよく確認して頂く必要がある。
いずれにしろ逗子で勃発した「ラーメン戦争」である。
それに加えて急激に増えているのがインド料理の店。
銀座通りの突き当たりの2階にできたと思っていたら、渚通り近くに一軒出来、銀座通りの真ん中にできた新しいビルの一階にも。
その上、何と私の家、鎌倉に抜ける丘の上の住宅街にも。
そんなにインド人が住んでいるわけでは無い。ほぼ見かけない、
それにもかからずインド料理店は増え続ける。
味は、カレーである。
ラーメンにカレーと言うと子供の大好物のメニュー。
高齢者の多い逗子でなぜ増えているかは、依然謎のままだが。
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