流れに任せて遊んでいたら、大好きなNYに住めるようになった話。#1
ちょっとまってまじか!ってか何やってんだわたし!「片道航空券しか持ってないんですよ〜」なんてアホ面して言ってる場合じゃないよ!自ら告白してどうする!
猛烈に後悔するわたしと真剣に考え込むお姉さん。
とそこに男性係員もやってきて、3人でどうしたもんかと考え込む。
お姉さん
カナダへちょっと寄るとかどうですか?
バスとかあったっけ…?
バスとかあったっけ…?
わたし
あ!それなら、ニューヨークからロサンゼルスへ行った後、バンクーバー行きたいなあって思ってたんです!
男性係員
そういうことなら………カナダ行きのチケット取れます? 今
わたし
い、今ですか………?
男性係員・お姉さん:「今です」
わたし
(まじすか…)
男性係員
日付が先の方のチケットなら、1万円くらいで取れると思うから。
行かなかったとしても御守り代わりとして…
行かなかったとしても御守り代わりとして…
男性係員:だってもし入国拒否ってことになったら、30万、40万と払って帰ってこなきゃいけなくなるし…
わたし:「今すぐ取ります!」
なんでも入国拒否されると、当日のチケットで帰らなければいけないのでバカ高い値段になってしまうのだとか。恐ろしい…
お姉さん:「じゃあお荷物はお預かりしておきますね!お待ちしてま〜す!」
むっちゃ明るいお姉さんと対照的に、わたしは青ざめていた。よりによってチェックインがせまっているこの状況で、カナダ行きのチケットを予約しなければならないなんて……
飛行機のチケットを取るのって、何回やっても慣れないんだよ…いつもドキドキしながら取ってるのに、まさかこんな時間ない中で(しかも焦りながら)取るなんて…大丈夫かな…いや大丈夫かなじゃなくて、やるしかないんだ…。
チェックインカウンター近くのベンチに座り、急いでパソコンを開く。
…………
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