私が産まれ育った家族の話2
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父親が私を可愛がるものだから兄からの嫉妬がすごかった
兄3人の次に産まれた女の子が私だった。
父親は、子どもに対して、上の子になればなるほど厳しかった。下の子になればなるほど甘かった。
長兄は全く愛されていないと感じていたし、
次兄は愛を感じてはいても暴力の最大の犠牲者だった。
三番目の兄は、暴力を振るわれた記憶はなくとも、家族が暴力を振るわれているのを目の当たりにした心の傷を抱えていた。
四番目の私に至っては、それまで子どもをお風呂になど入れたことのない父なのに、私が産まれてから、私とだけは5歳くらいまでお風呂に一緒に入るくらい溺愛されていたという。
そんななかできょうだい間に嫉妬が生まれないわけがない。
特に長兄は私を目の敵にしていたように感じる。
だから長兄の暴力のターゲットが私となったのだ。
父からは暴力を受けたことはほとんどないが、兄からは些細なことで暴力を振るわれた。
つづく。
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