第3回 流産4回・・・そして離婚。いのちとは何かについて考え、看護師になるまで。

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結果、4度目も流産だった。



こうして私は、約2年間の間に4度の流産をした。

今まで、一生懸命励ましていてくれた主人も言葉を失っていた。

季節は色を変え、移りすぎていっても、私は前へ進めなかった。


その年の暮れ、私は誰にも年賀状を書く気持ちになれず、必要最低限の外出しかできずに隠れるようにして家にこもるような生活をしていた。気分転換にと、夫は外へと連れ出してくれたのだが、外出先でぼんやりと赤ちゃん連れを見つめる私を見て、もう頑張るのはやめようといったのだった。


年が明け、配達された年賀状の中に、同じころ妊娠していた友人からの「家族が増えました」の文字を見つけた。カーテン越しのやわらかな陽射しを浴びてこちらを見つめる赤ん坊は、ほわほわとしてとても可愛らしく輝いて見える。眩しくて、眩しくて、赤ん坊の笑顔がだんだんとにじんで見え、私は自分が泣いていることに気が付いた。


どうして我が子は生まれてこれなかったのだろう。


私があの時、買物に行かなければ?少し重いものを持ったから?


どうして、どうして・・??


声をあげて泣くことしかできなかった。



数か月経ち、暖かくなり始めた頃の夕食準備中だったと思う。偶然観ていた番組で養子縁組を特集していた。手を止め、食い入るようにして観る。

血縁も大切だが、同じ時間を共有することが大切なのではないだろうか・・


こうして養子縁組を考え始めた私は、決心して夫にその想いを打ち明けた。









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