僕が骨髄提供した時の話 〜患者さんへの移植〜
[ 患者さんへの移植 ]
骨髄液はドナーから採取した日のうちに患者さんのところに届けられて、点滴で体内に注入されます。
きっと、僕が寝ている間に飛行機に乗って行ったのでしょう。
患者さんのいる病院が、かなり遠いことは教えてもらったので。
骨髄液は血液を作り出す臓器なわけで、骨髄液を提供することで、
患者さんはドナーと全く同じ血液になります。
したがって、意外と知られていないことですが、血液型もドナーと同じものに変わります。
拒絶反応を避けるために調べる『HLA型』は血液型と無関係なので。
全く同じ血液が流れていると言うのは変な感じです。
親や子供だって違うのに・・・。
だけど、自分の血液が患者さんの体内でおとなしくしているのか、しっかりやっているのか心配です。
まあ、というわけで、今ごろ僕が提供した患者さんは
元々がO型ではない場合、O型として新しい人生をスタートしているんだと思います。
もちろん、まだまだ闘病生活の真っ只中ですが。(※注:2005年4月)
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