僕が骨髄提供した時の話 〜退院後〜

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[ 退院後 ]

退院した日、帰宅すると骨髄バンク財団から封書が届いていました。
お知らせなどはいつもこの封筒で届いていたので、特に気にかけず封を開けると、中には1通のお手紙が・・・。

実は、患者さんとドナーは、お互いを特定できる内容を記述しないことを条件に、2度まで手紙をやり取りすることができます。
当然、名前や住所は書けませんが、お礼や励ましの内容で。

本当に提供してよかった!!
読んだとき本気で思いました。
この手紙は僕の宝物です。

今回、自分がドナーになってみて、確かに職場や家族にも迷惑をかけるし、自分の身体にも負担がかかるし、ドナーにはメリットは無いような気がするけど、誰かに生きるチャンスを与えられるって多分もう2度と無いだろうし、宝物もできたし、家族に対する考えも変わったし、トータルではメリットはあったなって思います。

貴重な体験をさせてくれた患者さんにも感謝しています。

そして最後に、しっかり生き抜いて欲しい。病気に打ち勝って欲しい。
僕と同じ血が流れてるどこかの誰かさんに。


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ここで、2005年4月に書いた日記は終了です。
でも、この時は分かっていなかったので、その後起きる悲しいできごとに・・・。

続きのストーリーはこちら!

僕が骨髄提供した時の話 〜その後 2005年11月追記〜

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