第7話:コロンビアで突然、日本語教師・マッサージ師・書道家・寿司職人になった話

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前編: 第6話:コロンビアでラテン音楽の巨匠の家に行った話
後編: 第8話:コロンビアで身につけた「好きを仕事にする方法」

好きを仕事に!

ラテン音楽の巨匠に出会って、そのチャンスは何も生かすことはできなかったけど、

自分が一体、何が好きなのか、何をしたいのかも分からず、旅に出た頃の自分と比べたら、

「音楽が好き」なことくらいは分かって、少しは進歩したかもしれない。



コロンビアでは、いくつかの家族の家にお世話になっていたのだが、

あるホストファミリーの女性が、日本やアジアの文化センターの所長をしていた。



私は、彼女について、時々オフィスに遊びに行っていた。



そこで、スタッフの男性に、こう聞かれた。


「何か、日本的なことで知ってること、全部言ってみてください」


「特に、何もない」というと、


「小さい頃からやっていることとか」


「書道を小さい頃10年やっていました。マッサージも、家族にするくらいですけど。

寿司の作り方も少し知っていますよ」


スタッフは、ノートにメモしながら、


「じゃ、それでいきましょう!」


と言った。



すると、後日、すぐに仕事を依頼された。



「私は何も知らないし、何もできない」と言ったが、


「大丈夫、大丈夫、できるできる!」と背中を押される。



まず、その文化センターで、日本語教師として教え始めた。

全く、教え方など知らない。

自分で、こんなことを教えてみたら面白いかな、と試行錯誤しての試みだった。


みんなの読んで良かった!