第9話:インドへの旅立ち

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前編: 第8話:コロンビアで身につけた「好きを仕事にする方法」
後編: 第10話:インドで知ったヨガの本当の意味

人生の方向修正

大学院生の時に始めたヨガの奥深さに、私はのめり込んでいた。

同時に、コーチングの世界で、ビジネスの世界に進んでいた私は、少しずつ、自分の中に違和感を覚え始めていた。


世界を放浪していた時に感じていた、将来も、こんな風に自由に世界を飛び回ることや、自然の中で暮らしたいという思いが、いつの間にか段々忘れられていたことに、気がついた。


元々、自分が将来何をしたいのかを探しに行って、見つけた大切な宝物の答えを、いつの間にか置き去りにしていたようだ。


そのころ、自分のヨガスタジオを持ち、そこでコーチングのワークショップもしたり、他のスクールで講師として働いていた。


自分の城のようなヨガスタジオを持ったにも関わらず、内心、あまり幸せではなかった。

なぜかというと、途中から、家賃の支払いが気になり、純粋にヨガを教えることを楽しめなくなってしまったのだ。



コーチングもヨガも両方仕事をしていたが、そのころ、気持ちはすでに、コーチングよりもヨガにどんどん傾いていった。



コーチングのテクニックは、とても整理されていて、画期的で、集まる人々も素敵で、それはそれで魅力的だったが、ヨガの叡智、その奥深さの魅力にはかなわなかった。


それで、せっかく築いたいろんな仕事の契約もやめて、インドに旅たつことにした。


たくさんの洋服、本、家財道具もあげたり、捨てたりした。



そして、肩書きもなくなり、所有物もスーツケース1個となった。



しかし、仕事の契約も、所有物も、失うことに、何ら恐怖や後悔などは感じなかった。



ただ前だけを見ていた。


自分の生き方の方向性に違いがあることに気づいたから、方向修正をしに、インドに行くことに迷いがなかったのだ。



そして、2007年、南インドのタミルナドゥ州へ降り立った。



それから、気がつけば、あっという間に5年が経っていた。



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