エストニアどうでしょう⑥ Airbnbを使ってタリンで家を探す
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エストニアに来てから2週間ほど経った時のこと。
Airbnb(エアービーエヌビー)。インターネットなどで名前を目にしたことはあったが詳しいことは何もしらなかった。
Airbnbとは簡単に言うと旅先や滞在先で「ホテルではなく地元に住む人の家にお金を払って泊めてもらうシステム。」要するに「民泊」だ。
ホテルでなくAirbnbを使うメリットは一般的にAirbnbの方が「割安」なことが多いこと。外国ではマンションを探すのも外国人だと手続きなどが大変な場合もあり、家具を一から揃えないといけないこともあるが、AIrbnbの場合は手続きが簡単で、多くの場合は家具付きだ。だから最初からキッチンを使えたりして便利だし、キッチンがあれば自炊も出来るので長期滞在の場合は食費の面などで安く過ごすことが出来る。家賃には水光熱費も込みらしい。
あとで使い続けてわかったことだが、Airbnbが何より素晴らしいのは「地元の人の家に泊めてもらう」ことで「ホテル住まいでは絶対にできないであろう地元の友人・知り合いができる」ことだった。
そんなに素晴らしいシステムなら世界中で爆発的に普及するのも頷ける。
早速僕は家に帰ってからAirbnbで宿泊先を検索してみた。
タリン市内で宿泊先を検索。すると検索結果にズラッと家が出てきた。部屋の写真とオーナーの顔写真付きだ。
一泊あたりの料金とレビューと場所が表示される。検索条件を変えて探すこともできる
見たところ一泊3000円以上のところが多い。ということは単純計算で×30日すると一月10万円近くなってしまう。
最初はそう思ったが、調べていくうちにそれは杞憂であることがわかった。秘密はAirbnbの「長期割引」システムだ。Airbnbでは月単位など長期で予約を入れた場合、「長期割引」と言って宿泊費が40〜60%引きになることが多い。この割合はオーナーが自分で設定するようだ。
このシステムを使えば月2〜5万円で過ごすことができる。ヨーロッパで水光熱費込みキッチン付きでこれは安いぞ!
月額表示にしたところ、途端に安くなった
そうやってワクワクしながら探していると、ダリオがオススメのAirbnb物件のリンクを送ってきてくれた。(https://www.airbnb.jp/rooms/280142?bev_ref=1440314997_gFpg6cNYzVKHCuAS&user_id=34774935&s=4) (AIrbnbのリンク)
良い感じじゃないか。ホテル暮らしの半額以下だし、しかもプライベートサウナ付き?すごい!よしここに決めた!(例として、あとになって友達と化すエストニア人のオーナー「イーヴォ」の貸し出しているAirbnb物件を上記に紹介しておく。実際に住んだのはここの1階で、1階部分にのみサウナはある。1階部分は人気でリストに表示されなかった。※友人の家を一例として紹介しているだけでステマやアフィリエイトの類いではありません。ご心配なく。)
さて、住む場所は見つかった。次はホテルでの払い戻しだ。クレジットカードで3ヶ月分も前払いしてしまったが、1ヶ月で滞在を止めて2ヶ月分返してもらうことは本当に出来るのか?僕はおそるおそるフロントに向かった。
※エストニアの名誉のために言うと、エストニアは英語教育がすばらしいので中年以下の人はほぼ全員英語が喋れる。ここでは僕の英語力が圧倒的に足りなかったのだ。
なんだかんだで結局「英語の出来ない異国の人」という即席のキャラを図らずもゴリ押しすることで払い戻しの手続きに成功した僕。
ちなみにホテルを出る日まで、初日に会ったフロントの美女には彼女のシフトの問題かお目にかかることが出来ず、ホテルを出るときは何故かちょっとしたプチ失恋気分だった。その後新しい家へのタクシーが来るまで、突如芽生えた切なさをたたえながら公園で重いスーツケースの上に座りながら一人待ちぼうけていた。
とまあこんな感じで、僕は無事AIrbnbの物件を予約することに成功し、一ヶ月の辛かった安ホテル生活に終止符を打った。
一ヶ月間泊まっていたホテルの内装。値段の割に結構綺麗?
(続く)
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