【おしゃべりな胎児16 ~ペルたん、〇〇に反応する~】子宮と胎児が教えてくれたちょっぴり不思議でおもしろい妊娠と出産のおはなし
◆第十六話◆ 〜ペルたん、〇〇に反応する~
ペルたんの出産は助産院でした。
助産院での出産は医療行為が行えないため、最初から何らかのリスクがあれば、そして途中で何かリスクが出てきた場合も病院での出産になると決められています。
私は基本的には引っかかっていなかったのですが、
"注意事項"の一つとしてあげられる「低身長(身長150cm以下)」に当てはまってしまっています。
ていうか何のために撮るんですか?
そんな風に思っちゃったけれど
現代人は筋肉の柔軟性なんかも変わっているし、今は逆に大きい旦那さんとの子供など、骨盤の大きさに対して赤ちゃんの頭が大きすぎると危険という判断になるみたい。
私達夫婦は2人とも小柄だから大丈夫そうな気がするけど
確かにペルたんの妊娠後期にかけての急成長っぷりはすごいからなぁ。
そんな流れで初めて近くの総合病院に行ってみることになりました。
知らないところに来て、広い院内をあちこち移動させられて緊張気味のペルたん。
大きい病院にレントゲン撮りにきたんだよ。
不安気なペルたんをなでなで。
何段階もの受付やら検査やら、あちこちをたらいまわしにされた末
最終的に行き着いた放射線科でいよいよレントゲン撮影。
特殊な検査なので2人がかりで私の身体を抑えます。
私の姿勢とか骨盤の位置を微調整して良い位置をキープさせる技師さん達。
そしてお股の間に定規を挟むという何とも言い難いポーズを取らされます。
まだまだ緊張しているペルたん。
ほとんど動きません。
ところが・・・
と、声がかかった途端・・・
お決まり(笑)
その後体勢を変えて数パターン撮ったのだけど
どれも「撮影」のひとことに反応して動く動く。
ペルたん、嫌なの?大丈夫??
(ソワソワ♪)
ソワソワ♪ワクワク♪ゴソゴソ♪
撮りまーす!!
こっち向けばいいの??(ゴソゴソ)
途中から私も笑いが抑えられなくなってきました。
レントゲン室で定規を股に挟みながら一人でほくそ笑む妊婦。
技師さんたちはさぞ怪しい妊婦だと思ったことでしょう。
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写真スタジオやお家で撮影するときもかなり張り切っていたペルたんでしたが
まさかレントゲン撮影まで張り切るとは驚きを通り越して面白くなってしまいました。
出来上がった写真はいたって普通に骨が写っているだけでしたが
(でも妊婦と胎児のレントゲン写真なんて初めて見たのでレア。)
どんだけ出たがりな胎児なのやら・・・
と、思っていたら、生まれた後のペルたんもやっぱりカメラが大好き。
生後すぐの頃からとにかくカメラ目線。
8ヶ月になった今でも「撮影だよ!」とカメラを向けるとご機嫌になったりキメ顔をする率が高いのです。
お腹の中で感じる胎児ちゃんはどんな性格に感じますか?
のんびりしてる?
活発な感じ?
見守ってくれる感じ?
主張が激しい?
生まれた後の赤ちゃんの性格を想像しながら
お腹の胎児ちゃんとコミュニケーションをとるのも楽しいですね♪
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◆このお話は、私の妊娠中の時感じていたお腹の中の胎児「ペルたん」とのやり取りを綴っています。
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