オンラインゲーム(MMORPG)と共に生きた10年 その2

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FF11の運営の酷さと、26時間戦い続けるとか無謀な事やって
何かを突き抜けてしまった結果、
燃え尽き症候群みたいになってしまって、
ヴァナディールの世界から旅立ってしまいました。

たどり着いたのは日本の戦国時代。

信長の野望 On-line

洋風ファンタジーに飽きてきた頃、
ポストFFの筆頭として信Onの運営人気が高まっていました。
まだβテストだというのに、運営の対応が神懸かっていたのが好評の理由。
FFはなんだかんだいって闇パッチは充てるわ、下方修正づくしのマゾ仕様をやめないしで、
なかなかに酷いありさまでしたので、反面教師としても比較されたのではないかと思う。

久しぶりの対人戦闘要素のあるオンラインゲームという事で、
少しだけ真面目に遊んでみました。
国を勝たせるという事は、一人では勝てないわけです。
ですから、歯車となって貢献する。
弱いなりに(笑)

仮想世界の政局

そうすると、面白い事に、
たかがゲームなのに権力争いが起きるんです。
だれが主導権を握るか、発言権を持つか。
プレイヤーとして強くても中の人がクソだと組織はどうなるかを目の当たりにした気がします。
そして、優秀な人間を蹴落とし、下衆な人間が牛耳ると、
国は一気に滅亡への歩みだす。
それはもう、リアルのここ3年が思いっきり物語っていますが、
仮想世界で10年前にも体験しました。
そして忍従の3ヶ月、敗戦続きの国内の雰囲気は荒れ、晒し叩きが横行し、
人材流出も止まらなくなっていく。

勝ちたいのだろう?

人は城、人は石垣と武田信玄は言った。
だがこの国では人材流出が止まらない。
そりゃそうだ。
何か目立てば叩かれ晒されるのでは、人間不信にもなろう。

果たして不平を言って暴れている輩は、勝ちたいのか、上に立ちたいだけなのか。
とうとう見かねて少しだけ指揮系統に口を出した結果、良い結果を出すハメになってしまった。
結果として当然、発言権が回ってくる。
「皆は勝ちたいのであろう?」と問う。
「ならば、己が出来る事を行い、すべき事をするべきだ」と。
1、まず定期的に会議を開くこと、これを「評定」と名付ける。
2、次に、個別に戦場を動いても戦局が把握できず各個撃破されるので、
 伝令役を作って情報の管理統制体性を作る。
 チャットはスパイが見ているので、直接伝令を送るアナログな方法も取ること。
3、部隊は部隊チャットがあるのだから有効活用しよう。
4、あいさつは人間関係の礼儀。かならずしよう。
5、私は短期で次の議長に譲るので頼るな。

というのをその場で提示して、都合3回の合戦で勝利に近づける形にしたあと、晒され叩かれることになる。
よほどウザかったんだろう、敵体勢力にとって(笑)
この間に孫子・六韜三略・韓非子・論語・戦国策を読んで作戦に取り入れるなどもした。
結果的に後継政権が3代続き、
私は2ヵ月後に引退したものの、9ヵ月後まで読みどおりに推移し、国の滅亡から再興まで見届けてこの世界と縁を切った。

面白いことに、
この時の敵国の首脳と仲良くなった。
彼らはイイヤツばかりだった。
でも、全員晒され叩かれていた。
良くも悪くも日本の縮図だったんだろうな・・・。
叩いていたやつの大半は、自称軍師気取りか、同国の嫉妬団だったのだろう。
後に同社の別世界で再び顔を合わせた時、同じギルドメンバーとして楽しんだりしたのです。

LineageⅡ

ネットゲームの世界は、グラフィックの進化がハンパなかった。
オフラインも凄いのは確かですが、オンラインは画面内に表示するオブジェクトの数に制限もあるらしいし、奇麗にすれば当然処理も重くなる。
PCのスペック要求がどんどん高くなっていく時代でした。
そんな中LineageⅡがβテストに入り、激重の中大反響になったわけです。
11万にだか30万人だかのプレイヤーが参加したオープンβテスト。
美麗なグラフィックとキャラクターは、韓国が国を挙げて開発を後押しした成果であろうかと。
ここでもまた世界に一人で降り立った。
仲間はいない。
出会いが面白い。
ただ、信onで対人関係に疲れ、うらぎりによって人間不信に陥っていたので、
ひっそりと生きてくつもりでした。
中堅っぽいところから声を掛けられ、サブマスターとして色々やったりしてました。
結局それで4つのクラン(ギルド)の連合的なものまで出来てしまいました。
もうこういうのは性分なんでしょうかね・・・。

ただ、このLineageⅡの課金金額が発表されたとき、
当時の倍の金額であった事もあって多くのユーザーが一挙に引退してしまい、
連合もクランも崩壊してしまいました。
人の居ない、仲間を失ったネットゲームなんて面白く感じないものです。
あの過疎感、寂寥感は、サービス終了するゲームと同質のものを感じます。


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