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13/5/2

オンラインゲーム(MMORPG)と共に生きた10年 その3

Image by Olia Gozha

LineageⅡを引退したあと、TalesWeaverとかRedStoneとかColmOnlineとかやったり、
フロントミッションオンラインのβに落選したり、

女神転生オンラインのβに落選したり、

大航海時代オンラインのクローズβに落選したりしながら、

衝動買いで「はじめてのラグナロクオンライン」ってものを買ってしまい、

数年ぶりにROをやってみた。

FFと大航海以外では基本的に女キャラ使いな私はですね・・・

別に女っぽくしたりとか、そういうプレイはしてないわけですよ。

しかしですね・・・

おそるべしRO。

開始3分といった所でしょうか・・・。

キャラ作成が終わってチュートリアルの世界に降り立った瞬間に声を掛けられました。

要約するとこんな感じの会話を数分・・・。

「オレの専属ヒーラーになれ」

いや、私は聖騎士目指してるんで、プリーストにはなれませんて何度言った事か。

経験値吸わせて上げるとか、ほしいものがあれば何でもあげるよとか、

何が不満なの?とか疑問顔を向けられる。

しまいには、携帯まで聞いてくる始末・・・。


げに恐ろしきはオンラインゲームの世界。


怖すぎなんで、キャラ消して、別サーバに行きましたよ!

ちょっとリアル女の子達の気持ちが分った日でした。


Master Of Epic

通称MOE(もえ)と呼ばれるこのゲームは、LineageⅡが正式サービス開始した年、

大航海時代オンラインのクローズβが始まった年の秋にオープンβテストの募集発表をしました。

奇しくも大航海のクローズβでは11万人もの落選者があぶれ・・・

その数日後の発表だったということと、

MOEがUOと同じスキル制のゲームだという事もあってか、

たぶん、あぶれた大半のユーザーが殺到したのではないだろうか。

私はあの時「ネトゲ難民」という言葉が脳裏をよぎりました・・・。

失われた理想郷(UO)から追放され、理想郷を追い求めて旅をする流浪の民だと・・・。


レベル制ではない世界の良い点は、

何度でも育成がやりなおせるという事と、

たんなる経験値稼ぎを日課とせずとも、

まさに「その世界に住む」という感じになれるのが特徴的な感覚です。

戦闘をする為だけのスキルではなく、

樹を切ったり加工したり、石を掘ったり鍛えたり、職人スキルもあれば、泳ぐなどの生活スキルもある。

非常によく模倣されたシステムだった。

惜しむらくは、世界が狭すぎた事だろう・・・。

開発費を削られたのかもしれない。

ハドソンは経営難でしたから・・・。


大航海時代Online

年が明けて2005年2月

満を持して大航海時代Online(DOL)がプレオープンβになり、3月末には正式サービスに以降。

同じ光栄作品というこで、信onの時に敵国だった友人と再会する。

示し合わせて同国へ。

無敵艦隊を破る前の英国は弱小なのです。

ここでも日本人らしい陰湿な掲示板闘争はあったようですが、

英国ではそのような下品な権力争いは自制するよう呼びかけが功を奏したのか、1年近くは国内からの大きな不満は出なかったと記憶しています。


大体私のキャラは弱いんです。

FFで燃え尽きてから、先行廃人組からは脱落するんです。

しかし、要所要所では抑えていくというか、外交屋とか経済屋みたいな感じでしょうか、

資金集めて、公開実装されたばかりの「商館」を確保したり、

国を越えての交流を持って、商人同士の暗黙の連盟みたいな状態に持っていったり

ちょこちょこ目立たないように工作していました。

戦争になっても商会同士の繋がりは継続されていたり、

システム上の仕様にない他国への後方支援介入とか、

与えられたルールだけでなく、プレイヤーが作るシステムというのが面白い。

それが上手くいって、続けて使われたり広まるという事は非常に嬉しい。

例えるなら1~3の選択肢を提示された時に、第4の選択肢を提示して答えるに似たり。


戦争はいろいろな物を消費し、また生み出しもする

やがて大海戦が実装され、国同士の港の奪い合いの軍事戦争へとなっていく。

そんな中、様々な人と繋がり戦争支援をしていると、

モノも時間も大量に消費するのが戦争であり、

非常に無駄の多い行為であると実感できる。

だからこそ、戦争は外交の一手段ではあるけれど、最善は戦わずして勝つ。

つまり、交渉によって戦争をせずに国益を満たし、かつWin-Winの関係になれるようにするのがベストなのである。

仕様上で無理やり戦争をさせられるのだとしても、

人と人との繋がりまでは断てない。

だから、ユーザー同士のつながりが深ければ、システムで開戦させられても、

ユーザーが参加しなければ大した動きもなく流れるなんて事も起こせる。

それらを生み出すのは人なのだ・・・と。


そして私は生涯の伴侶を得た

この大航海時代に、戦争物資支援を別ルートで行っていた人たちもいた。

私は商会の繋がりで、彼女らは個人の集まりで。

個人の方は参加人数が増えればそれだけ大きな働きになってくる。

DOL史に残るとあるインド洋沖の海戦のあと、その働きと今後の展開について話しあってみたくて、声をかけたのが始まり。


盟主的立場でですぎると、嫉妬した連中に叩き潰されるので注意するようにとも。

実際彼女の前任者がそのような憂き目に合っているので、

国内向けに自制を呼びかけたばかりでもあった。


そして地中海の港で朝までチャットし、色々語り合った結果、

電話までして、あってみようという事になり、

引きこもり同然だった彼女を巣から引きずり出してデートし、

なんだかんだで1年の交際を経てリアルで結婚したのでした。


自分たちがネトゲ廃人なものだから

ルールを決めた。

・家族行事は優先する。

・何事もよく話あって決める。

・あいさつはすること。


結婚する時に追加された約束

・オレはいつか浮気はするだろうけど、でもココへ必ず帰ってくるので見逃すように。




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