引きこもりがニューヨーク留学をした結果大企業に就職した話~vol.1 勘違いなクソヤロー~

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前編: 引きこもりがニューヨーク留学をした結果大企業に就職した話~vol.0 プロローグ~
後編: 引きこもりがニューヨーク留学をした結果大企業に就職した話~vol.2 クソヤローのはじめての挫折~

自分は【神童】だと思ってました。


恥ずかしい話だけど本当の話。中3くらいまで。本当に、痛い。


結果的に、当然自分は【神童】ではなく、

その数年後には【引きこもり】になるのだから人生とは皮肉なものだ。



幼少期


僕は九州の田舎町に生まれた。

家の前は海で後ろは山。

小学校の同級生が11人と言えば、

どれだけ田舎なのか想像がつくと思う。


その田舎で、姉の出産から8年後に生まれた待望の長男だった僕は、とにかく甘やかされ褒められ健やかに育った。


同級生に比べて体も大きく、弁が立った為、同級生の中では常にガキ大将。完全にジャイアン状態。


なんでも一番じゃなければ気に食わず、時には暴力もいとわないその傍若無人ぶりは、友人達にとっては迷惑な存在だったように思う。

小学校低学年時代の通信簿には、“気が短い”、“人を思いやる気持ちがない”などと散々な内容だった。



そんな僕も、家族から受ける愛情と、小学2年から始めた少年野球の賜物で、次第にカドがとれガキ大将の片鱗は影を潜めた。


と同時に、【神童】という強烈な勘違いが芽生え始めるのだが。


特別な努力はしなくても、スポーツも勉強もよくできた。


極端に狭い世界での出来事なのだから完全に井の中の蛙なんだけど、当時は何も疑いもせず、自分は特別な存在なのだと信じていた。



中学校に入学し、校外のクラブチームに入り野球を続けた。


県内の猛者どもが集うと聞いていたが、1年生の秋にはレギュラーになり、その後4番バッターを任されキャプテンになった。


「将来のプロ野球選手候補」として雑誌に名前が載り、いくつかの野球強豪校から特待生の誘いがあった。


学校でも、定期テストは常に3番以内(学年30人程だが)、生徒会長をやり、不良にも文句を言わせなかった。



「俺は特別な人間なんだ。なんだってなれる。」

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