新卒で公務員になったのに、気がついたら海外で働いていた話 第4話〜シンガポール編〜
色々と楽しみすぎてしまった。。
シンガポールの約3年間を一言で表すとこうなります(笑)
シンガポールは国全体でも東京23区くらいの広さ。
その中には空港や貯水池、実験場的な農場、物流の倉庫エリアなどもあるため、人が実際に住んだり、集まったりする地域は限られてきます。
また多数のコミュニティがありますが、最初のとっかかりさえ有ればどこにでも簡単に参加出来てしまいます。
日本では学生時代からの知り合い、役所関係、個人的な趣味の知り合いくらいにしか広がらなかった人とのつながりが、シンガポールでは無限に広がるようなイメージでした。
公務員を続けていたら一生会うことが出来なかったであろう業界で働く人、生き方をしてきた人とも簡単に会うことが出来て、色々な価値観や考え方に触れられるのは自分自身の引き出しがどんどん増えていくようなかんじで、非常に楽しい毎日でした。
しかし、シンガポールはあくまでも外国。住み始めてから1年、2年と経つうちに出会った人達の日本帰国や他の国への異動。
市役所という限りなく狭い社会では退職以外に知っている人がいなくなることが無かったため、徐々に慣れていくとはいえ、ショックは大きいものでした。
その頃から新しく会う人も減っていった、、いや、別れが辛いので無意識に新しく会うのを減らしていたのかもしれません。
段々と頻繁に会う人は決まってきて、固定メンバーとの集まりが増えていきました。もちろん、それ自体は自然なことだし、楽しいものです。
ただ、自分の中で何か満たされないものがフツフツと湧いてきているのも感じていました。
さらに、公務員を辞めてシンガポールに来る時に自分のやりたい事を見つけるはずだったのが、気がついたら連日の飲み会やイベントを満喫しすぎて完全に疎かになっていました(笑)
いよいよマズイな〜と思っていたところで、勤務先(シンガ2社目、ローカル企業)との給料体系の見直しで話がまとまらずに合意の上で契約を終了し退職することになりました。
シンガポールで次の転職先を探し始めましたが、どの転職エージェントも持ってくる求人は『現地採用・営業(タイトルはマネージャーだが、実態は1スタッフレベル)』ばかり。
そう、シンガポールは人件費が高いため、基本的に同じ業界・業種の経験者でないと面接のチャンスすら与えられません。
また、生活費、特に家賃と酒代が高く、家賃が自己負担の現地採用では蓄えも増えるどころか減る一方でした。
そんな中で、シンガポールでの転職は諦め、兼ねてから考えていたホーチミンかバンコクへの転職活動を始めました。
なぜこの2都市かと言うと、、、、
は次回の最終話に引っ張ります(笑)
あと1話、最後までお付き合いいただけると幸いです。
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