生存率3%、兄が白血病に

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アフィリエイター専業で5年以上!

I.T.土方解放サポーターの、

中城 子龍(ナカジョウ シリュウ)です。

今回は、私が小学生5年の頃、

兄が高校1年生の頃のお話。

毎日の様にカカト落としや、

ハイキックをくらって、

イジメられながらも、

普段はよく遊んでいました。

例えば、

光栄の三国志、

光栄の信長の野望、

といった歴史シミュレーションゲームが、

お互い大好きで二人で一緒にやったり。

(攻めて勝ったらカカト落としされる)

スクウェア・エニックス

(当時はスクウェア)

のファイナルファンタジーについて話をしたり。

スクウェア・エニックス

(当時はエニックス)

のドラゴンクエストについて話したり。

親にはどこにも連れて行ってもらえないので、

二人で時間があればゲームをしていました。

☆気がつくと口に指を入れている姿

そうやって過ごしているうちに、

兄がいつも同じ行動をするようになりました。

それが、

「口に指を入れる」

「指についた血を椅子の裏側につける」

という行為です。

椅子が血だらけになっている光景は、

ありえない状況ですが、

その時は何とも思っていませんでした。

☆やっと親が気付いて歯医者へ

まったく私たちに興味を示さない母親が、

遂にその状況に気づきました。

気付いた母親は、歯医者へ連れて行きます。

結果、

「これは虫歯じゃない。大変な状況です。」

と言われ。

大阪でも有名な病院を紹介されます。

そして、検査の結果。

「白血病」

と診断されたのです。

私は、最初どんな病気かも分からないので、

「ふ〜ん。そうなんや。」

程度にしか考えていませんでした。

しかし、ある日、母親が、

「お兄ちゃんな。死ぬかもしらんねん。

治る確率は3%やねんて。」

と告げられました。

そう言われても家族の前では、

あまり感情を示さなくなっている私。

涙は出ませんでした。

でも、誰もいない部屋で、

お兄ちゃんが居なくなることを

想像すると、めちゃくちゃ悲しくて、

一人で泣きまくりました。

☆一方の父親の反応は・・・

一方の父親は酒漬けで、

何もやる気がなく廃人状態。

母親に病気を告げられても、

泣きもせず無反応でした。

それが原因で、またケンカ。

さらに病院代は、バカになりません。

これまでやってきた、

ギャンブルの借金に加えて、

治療代も借金することになります。

借金の額を聞いたことはないですが、

最低でも数百万円。

下手するとウン千万円単位まで

行ってたかもしれません。

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