空だって飛べるよ 〜プロローグ〜

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〜プロローグ〜


夜中にふと目が覚めた。


手が動かない。


起き上がろうとするが足も動かない。


頭がボーッとする。


薄明かりの中段々と周りが見えてくる。


白い天井、カーテンで仕切られたベッド。


そしてそのベッドに私の両手、両足が縛り付けてある。


「誰かー」「誰かー」


虚しく響く私の声。


これがいつの記憶か分からない。


この後に優しい女の人の声で


「よく気付いてあげれたわ」と言った記憶があるので初めて手首を切った日かもしれない。


何度もこういう事があったし


今となっては記憶から消え去ってしまう位過去の話なのでもう思い出す事は出来ない

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空だって飛べるよ 〜1.パンの耳を食べて過ごした幼少期〜

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