ウツで10代のうちに人生を壊され、道路に寝そべり、線路に寝そべり、もう二度と夢を見ないと決意したウツ男が、あることを意識するだけで 「180度変わった」と言われるまで成長したハイジャンプストーリー part2 ~嘘つき自分を演じたバツ~

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前話: ウツで10代のうちに人生を壊され、道路に寝そべり、線路に寝そべり、もう二度と夢を見ないと決意したウツ男が、あることを意識するだけで 「180度変わった」と言われるまで成長したハイジャンプストーリー part1 ~永遠に罪が消えない『あの日』~



でも誰にも言えない。

気付かれたくない。

だから、がんばるしかない。



そう自分を誤魔化していました。



どれだけ辛くても

嘘の自分を演じることをしていました。




それがいけませんでした。




ついに学校に行くことすらできなくなり

身体も心もまったく機能せず、

動くことすらできませんでした。




そのとき頭によぎったのが



「ウツかもしれない」



でした。




認めるべきなのか。

認めてはだめなのか。

認めた方が楽になるのか。




自分の中で葛藤が始まりました。






翌日も学校に行くことができず、

でも部活だけは行きたいと思い、

部活だけ行くことにしました。




部活に行くと同じクラスの友達は笑いながら受け入れてくれましたが、

隣のコートで女子バスケの監督をしている先生に呼び出されました。


この先生は、1年生のときの担任なので

僕のことをよく知っています。




「学校に来ないとだめだよ」

と注意をされました。




そりゃそうですよね。


授業休んで部活だけは来ていいなんて認められるわけはありません。



でも、僕は

「うるさいな」と思いながら次の日も学校に行けなかったので

先生の忠告を無視して

授業は受けず部活だけ行きました。




そしたら、また先生に呼び出され

「一体なに考えてるんだ。学校に来なさい」

ときつく言われ、僕はカッチーンとキレました。



「俺の気持ちが分かるわけねえだろ!」

と、頭に来たので

診断書があれば先生も何も言わないだろうと思い

次の日に病院に行く決意をしました。





ただ、親には何も言ってませんでした。





なぜなら僕は、親が大嫌いだったからです。







でも、もう限界を感じたので

親に頼るしかありませんでした。



1人で病院に行くこともできません。






その日の夜、今までの自分を振り返って

いろいろ我慢してきたこと、

辛かったこと、苦しかったことが

全部湧き出してきて、





僕はお母さんの前で生まれて初めて、






「つらい」






と崩れながら大泣きをしました。










そこから僕のウツとの闘いが始まりました。




つづく。


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