第2話 運命の出会い 【ドラゴンロード〜千葉から祈りの島五島列島へ 神に導かれた奇跡の旅〜】
運命の出会い
私は高校を卒業して自由気ままにフリーターをしていました。
そして
20歳の冬、運命の出会いがありました。
スキー場にバイトに行き、そこで同じくバイトに来ていた彼と恋に落ちました。
私は愛知、彼は千葉で
私たちはスキー場のバイトが終わったら東京で同棲することにしました。
大好きな彼と一緒にいられる
しかも、
「じゃあね」とお別れがない。
いつも帰るところは一緒。
とっても幸せでした。
そんな幸せもつかの間。
同棲してすぐに妊娠しました。
私にとっては望まない妊娠でした。
まだまだ自由に遊びたい。
それに本当にこの人でいいのかなんてまだわからない。
大好きだったけど、この先このまま結婚したいのかなんてまだ決められない。
だから私は「堕したい」と言った。
彼はショックを受けていました。
彼は産んでほしかったのです。
私は誰にも相談できずに、一人で悩み、病院に行き、すぐに中絶手術を受けました。
台の上に上がり、先生が準備をしているとき、看護師さんが少し話をしてくれて
(あ、、、やっぱりどうしよう。。。もう少し考えたい、、、誰かに相談したい・・・・)
そう思ったときにはすでに麻酔が打たれ
「5、、4、、3、、、、、」と先生が数えはじめ、そのまま意識が遠のいていき、目が覚めたときには手術は終わっていました。
中絶後も私たちは同棲生活を続け、23歳のとき結婚しました。
彼はとてもやさしく
とてもよく働き
みんなを笑わせることが大好きで
いつもたくさんの友人たちに囲まれていました。
でも、彼は深い闇を抱え
いつもお酒で逃げていました。
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