第9話 九十九里へ移住【ドラゴンロード〜千葉から祈りの島五島列島へ 神に導かれた奇跡の旅〜】
移住
「土の上で暮らしたい」
私の意思とは関係なくそう言ってくるもう一人の私の声がした。
肺に穴が開いて
仕事をやめ休養して1年以上が過ぎた。
この間、私ともう一人の私とひたすら対話をしてきた。
(そんなこと無理だよ)
(そんなこと出来ないよ)
私は怖くて必死で抵抗するけど
もう一人の私はそんなことおかまいなしで次から次へと私を導いていく。
家を出て
カウンセリングに通うようになり
トラウマ治療をして
鬱、パニック発作になり
それと同時に誰かの声に導かれ
宇宙とつながるようになり
私は自分の意思とは違う道へどんどん導かれていくようになりました。
このころ、千葉・市川のマンションに住んでいました。
駅から徒歩20分の静かな住宅地。
裏に山もあって心地の良い場所でした。
でも、私の中のもう一人の私が
「土の上で暮らしたい」
そう言うのです。
なんだかもう、体全身の細胞がワサワサするのです。
そして私は一軒家でのんびりと暮らせるような場所を探し始めました。
千葉での暮らしが心地よく
海の近くで暮らしたいなと思い、九十九里あたりで探し始めました。
住宅情報で探した物件ではなかなかピンと来るところが見つからず、たまたま通りかかった地元の不動屋さんに入って聞いてみたら、一目惚れをするような物件を見つけました。
ただ、大網駅の近くで探していたのですが、その物件は駅から遠く九十九里の海のすぐ近く。
環境はいいけど、そこまで田舎にいってしまっていいだろうか、、、、と不安を抱えながらでしたが物件をみたらさらに心が動きました。
新築の小さな一軒家
自然素材できた山小屋みたいなとってもかわいいお家
庭も40坪あり、憧れの畑ライフも実現できます。
家賃もドンピシャな値段
一度家に帰って考えましたが、次の日に連絡をして契約をすることにしました。
ここからは、ほんと神様の采配がすごい!!って感じでした。
ようやく少しずつなら働けるようになったという感じでしたので九十九里の家から通える仕事を探しました。
千葉駅のすぐ近くにある千葉そごうのお惣菜売り場のお仕事が面接に行ってすぐに決まりました。
そして、次は車です。
駅までも遠く、車がないと生活が不便です。
欲しい車は決まっていて「ジムニー」を探しました。
これもすぐに見つけました。
しかも自分が思っていた以上のジムニーが見つかり、即購入。
家が見つかり
仕事が見つかり
車が見つかり
次は引越しの準備です。
物事が順調に進んでいくのですが
いきなり一人で田舎暮らしなんて
心の準備が追いつかないまま
現実はどんどん進んでいきます。
引越し当日
荷物が多すぎて
頼んだ引越し屋さんでは荷物が乗らず、
自分の車にも積むのですが一度に乗り切らず、また往復。
へとへとになるし
本当に引越しをして大丈夫だろうか?
女一人での田舎暮らしにたくさんの不安を抱えながらようやく引越しを終えたのは深夜0時ごろ
荷物を運んでふと夜空を見上げたら満点の星空。
「この星空があればいい」
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