フツーの女子大生だった私の転落の始まりと波乱に満ちた半生の記録 第28話

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前編: フツーの女子大生だった私の転落の始まりと波乱に満ちた半生の記録 27話
後編: フツーの女子大生だった私の転落の始まりと波乱に満ちた半生の記録 第29話

知られざる顔

《ここまでのあらすじ》初めて読む方へ

あることがきっかけでショーパブ「パテオ」でアルバイトをしている大学生の桃子は、少しずつ頭角を表し店の売れっ子へと上りつめていく。そんな矢先、恋心を抱きつつあった店のチーフマネージャー佐々木が店を辞めショックを受ける。やけ酒を飲んだ帰り元恋人の拓也に、振られた腹いせに桃子が売春していると噂を流したと告白されたり、実家の母の急な訪問で、桃子の心は揺れ動き、ついにパテオを辞める決心をする。ところがその時が、佐々木から電話があり予期せぬこと明かされるのだった。




無数の手は様々な色形をしていた。


筋肉質だったり、細く白かったり

ゴツゴツして毛むくじゃらだったり



私は必死で逃れようと、もがき、喘いだ。




でも力尽きた時

私の体は


無重力状態にいるみたいに宙を浮いた。


そして、私は再び暗闇の中に深く堕ちていくのだった。



私はハッと我に帰った。


暗闇の中でも私の部屋だと分かった。


あの夢を見るのは久しぶりだった。



私は起き上がりベッド脇のスタンドの電気をつけた。



時計をみると、佐々木との電話を終えてから

まだ20分しか経っていなかった。



薄明かりの中で無意識に、私はベッドを降り床を這い回った。


きっとどこかに転がっているはずだ。

あのネックレスを床に投げつけたのは

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