家族のコミュニケーション-その10 謝るには
◆相手の立場に立って考える
先ほどのご夫婦。洗濯物を散乱させていた妻の場合を
もう一度考えてみて下さい。
夫は自分側からだけ物事を見ていました。
怒っても当然です。
でも妻もその日はいろいろとハプニングが起こって
大変だったのです。子供が熱を出して病院に連れて行ったり、
保育園に迎えに行ったら、自転車が壊れて修理にも時間が取られていたのです。
やっとの思いで帰って来て、洗濯物を取り入れたばかりだったのです。
言いたい事は一杯あったので、怒った夫を前にして
自分の事だけ言わないでよ!と切れてしまったのです。
怒った夫が先に「ごめんね。怒って」言ったらどうなりますか。
きっと妻も「私ももっと早くしておくべきだったわ。ごめんなさい」
ときっと言うでしょう。
人の事情は聴いてみなければ分かりません。
人の話を聞くことには速くあるべきで、
自分の言い分は後回せでも良いではありませんか
怒ることには遅くあるべきで、謝ることに速くあるべきです。
さわやかな気持ちで、夕ご飯が普通以上においしく頂けます。
でも怒ったままだと、気まずくなって、
夕飯どころではなくなるかも知れません
◆夫婦の関係を強める決意をいつも保つ
謝ることは自分の非を認める事にはなりません。
人との関係をより良くするための手段と考えて下さい。
自分も人から誤ってもらった経験はありませんか、
その時はとても爽やかになったのではないでしょうか。
そうです、謝ることは人の傷をいやす効果があるのです。
相手も自分から謝りたいと思っていたかもしれません。
こちらから、「ごめんね」と言いましょう
そうすればきっと結婚の絆は強まります。
あなたへの信頼は増し、平和な家庭が築かれます。
何かがある度に、小言をいう夫や妻。
自分の考えを曲げない夫や妻
いつも闘争的な人かいつも穏やかな温厚な人か
あなたはどちらで知られていますか。
自分は人より上だと思っていませんか。
そんな人格を現す人より、人の尊厳を認めてくれるおおらかな人
そのような評判がほしいと思いませんか。
自分の配偶者が穏やかで、おおらかで人格的に優れていれば、
尊敬できますし敬意を持つことが容易になります・
結婚の絆が強まるとおもいませんか。
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