家族のコミュニケーション-その18  “だんまり戦術”を回避する

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次話: 家族のコミュニケーション-その19  言い争いをやめるには

◆配偶者を対戦相手ではなくチームメートとみなす

 

声を和らげる。

口論が始まると言い争いはだんだん激しくなるのが普通です。

しかし,ヒートアップしないように抑える方法は多くあります。

「結婚の絆を守る」(英語)という本はこう述べています。

「二人の間の緊張を緩和し,

感情の高ぶりを抑えるために非常に有効なのは,

ヒートアップの熱を下げる事です。

つまり落ち着いて対応するには、声のトーンを下げ,

相手の見方を受け入れることです。

そうすると、熱は下がり、怒りは和らぐことがあります」。

薪がなければ火は消え,中傷する者がいなければ口論は静まる。

 

二人はチーム、同僚、パートナー、同志という考え方をする。

聖書には,「おのおの自分の益ではなく,

他の人の益を求めてゆきなさい」とあります。

配偶者を対戦相手ではなく同志とみなすなら,

すぐに腹を立てて口論したあげく、口をきかなくなる,

ということを避けられるでしょう。

自分の霊にせき立てられて腹を立ててはならない。

腹立ちは愚鈍な者たちの胸に宿るからである。

 

“だんまり戦術”は,聖書の次の諭しと相いれません。

「あなた方一人一人も,それぞれ自分を愛するように妻を愛しなさい。

一方,妻は夫に対して深い敬意を持つべきです」。

愛と敬意があれば、配偶者と話し合い,

“だんまり戦術”は使わないことにするのではないでしょうか。

 

 

聖書のアドバイス

 

「怒ることに遅い者は識別力に富」む。―箴言14:29

「まきがなければ火は消え」る。―箴言26:20

「自分の霊にせき立てられて腹を立ててはならない」。―伝道の書7:9

 

◆◆ ボールはそっと投げましょう ◆◆

人と人のコミュニケーションはキャッチボールのようです。

相手が受け止められるボールを投げなければなりません。

ボールを投げない事もコミュニケーションになりません。

 

聖書はこう述べています。

「あなた方の発することばを常に慈しみのあるもの,

塩で味つけされたものとし,

一人一人にどのように答えるべきかが分かるようになりなさい」。

 

この言葉は結婚生活に実によく当てはまります。

キャッチボールをするときは,相手が受け止めやすいようなボールを投げます。

 

相手に怪我をさせるほど強く投げつけるようなことはしません。

 

配偶者と話すときにも,同じ原則をあてはめるようにしましょう。

苦々しい言葉を投げつけることは害になるだけです。

むしろ,優しい、慈しみのある話し方をして,

相手があなたの言いたいことを把握できるようにしましょう。

 

 

 

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