受験学(3)

著者: キョウダイ セブン

受験学(3)

 第二章

  私の住む「いなべ市」「いなべ郡」には6つの中学校がある。三重県の県立高校ナンバーワンの四日市高校に合格できる生徒は50人に一人くらいとなっている。合格のためには、猛勉強しないといけないことは明らかだ。

 学校の授業は、受験までに教科書が終わらない地区なので、勝手に自分で勉強するか塾に頼るしかない。

四日市高校は、データ提供が早いので本年(H28)のものですが、桑名高校と川越高校は昨年度(H27)のデータです。生徒数は年度により差があるので概数です。
○合格者数○   四日市高校 桑名高校 川越高校 生徒数   合格率
1、,員弁中学校        1     15      7      80    29%
2、東員第二中学校   1     19      9     110    26%
3、藤原中学校      2     10      3      60    25%
4、北勢中学校      5     17      6     120    23%
5、東員第一中学校   2     19      5     120    22%
6、大安中学校      4      8      8     140    14%

  それでは四日市高校に合格すれば大丈夫かというと、そうではない。旧帝レベルの大学に合格したかったら、50番くらい、つまり上位の13%くらいに入らないといけない。

 地元の中学の2%のうちの15%だから、1000人に3人もいないというレアさ。それでも、スポーツや芸術で名前をあげるよりは簡単。特殊な才能がないのならば、受験勉強に精を出すのが正解と考える子が多い。

旧帝合格者数(四日市高校、定員360名、現役合格数)   

         H28 H27 H26 H25 H24 

1、北海道大学  4   5  10   2    7 

2、東北大学    3   0   1   3   2

3、東京大学    4   9   2   3   3 

4、名古屋大学 17  37  25  17  30  

5、大阪大学   11   8   6  17  20 

6、京都大学    3  12    8  16   10

 7、九州大学    2   3   1    1   0    

   合計   44  74   53   59   72

   学校の教師があてにならないとなると、予備校や塾を頼ることになる。ところが、私は名古屋の7つの大規模予備校や塾で14年間講師をしていたが、英検1級や旧帝に合格した講師などほとんどいない。

 事情は学校と同じなのだ。


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