子連れでオーストラリアに留学してみた~モズリム編~

前話: 子連れでオーストラリアに留学してみた~歯の治療編~


オーストラリアは実はイスラム教徒が多いようだ。

もちろん世界中どこにでもいろいろな宗教の人がいて、それは自由である。しかし、日本、とくに私のように地方に住んでいると、イスラム教のモスクはないし、ハラル食品も売っていない。ましてや学校にヒジャブをかぶっている子供もいない。今まで20年の教員生活の中で、イスラム教徒の生徒に出会ったのはたった一度だった。


下の子の友達にはイスラム教徒が多かった。特に仲の良かった、中東から来ていたサユードという男の子。ラマダンの期間には子供も断食である。ランチはおろか、水も飲まない。仲良しの子がランチを食べないから、うちの子も食べない、となる。見せ食いしてるようで、子供なりに食べにくかったのでしょうか。食べなくてもいいし、遊ぶ時間が増えてラッキー!くらいだったのか。今質問してみても「そうだったっけ~」。

女子はヒジャブをかぶったまま体育だってやる。それは、オーストラリアでは普通の光景。日本では見かけない(地方だからかも)。


大学にはもちろんプレイヤーズルームがある。いつでも礼拝できるらしい。特に、金曜の午後はお祈りの時間。講義に遅れてくるのは当たり前。プレゼンやテストが入っていなければ問題はないが。。

ある時は、マクドナルドの駐車場で額を路面につけている女性がいた。やっぱり時間になればお祈りをしなければならないのか、と実感。


中東以外だと、インドネシア人にはイスラム教徒が多い。マレーシアなども多いようだ。子供達にコーランの読み方を教えてくれる家庭教師をつけている友人がいた。まあでも、その友人も子供もヒジャブはつけていなかった。治外法権が働いているのか?母国じゃないからつけない、みたいな人がもいるようだった(もちろんつけている人も多い)。

サウジアラビアでは女性は運転ができないが(もうすぐ改正されて運転できますね)、これも治外法権?ということで、グラサンでノーヒジャブ、で学校の近くにマイカー番長留め(校門近くは禁止ですね)って感じのママもいた。

イスラムのお正月にあたるパーティーに参加させてもらった。女性と男性はもちろん別々の場所で集う。女性はその場所に入ると煌びやかな恰好を見せ合う。とてもおしゃれである。

女性たちがとても輝いていて、実は家庭での実権も握っている。

ヴェールに覆われた彼女たちの力が、もっと発揮される日は、そう遠くない気がする。





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