⑦幼き日の傷が残したもの…

前編: ⑧幼き日の傷が残したもの…
後編: ⑥幼き日の傷が残したもの…

母に反旗を翻した日からの私は、逞しかったよ~!(笑)


私は悪い子…と言うことで、お小遣いは一切貰えなかった。

そして、通学にはく白いソックスや、生理用品などを買うお金も、なかなか貰えず、制服が夏服に変わった時、皆は冬服をクリーニングに出すと言うので、母に出したいと言って見たが、干して置けばよいと…。

仕方なくお風呂場で、ゴシゴシ洗ったらセーラー服の白線がボロボロになった…

上から新しい白線を、重たいミシン(昔の足踏みは重かった)と数時間格闘して縫い付けてはみたが、ボッコボコに浮き上がってしまい、卒業までひとり妙なセーラー服姿で過ごした…(笑)


私は考えた…

なんとかしてお金を稼ごう!

たまには友達と寄り道をして、アイスクリームを食べたり、流行りのアクセサリーを買ったりしたかった…

お金はどうしても必要だった。

親戚から貰ったお年玉の残りでアルバイト情報誌を買い、年をサバ読んだ履歴書を書き、震える手で日払いのバイト先に、公衆電話から電話した…


お稲荷さんの箱詰め、印刷会社での雑誌の仕分け、掃除、エキストラ、なんでもやった…


今、考えるとあの行動力は自分の事ながらビックリだ…

決して社交的なタイプではなく、内気で人見知りだったのだが…


学校が終わってから、そして休日、バイトに明け暮れた…


毎日帰宅は遅かった…。

疲れきって戻り、お風呂に入ろうとすると、お湯は全て抜かれていた。


汗でベタつく身体に、私は閃いた…



私は洗面器に石鹸やタオルを入れコッソリ持ち出し、近所にある銭湯にひとり生まれて初めて行った…


ドキドキしながらだったが、想像以上に初めての銭湯は快適だった。


鼻歌混じりに帰宅すると、


なんと…


家の鍵は全て閉まっていた…。


私は、洗面器をタオルで首に縛りつけ、隣の家の塀をよじ登り、二階の自分の部屋の小窓から、部屋に入った…

カンゼン、コソドロ!(笑)


納戸で空気を入れる、小さな窓があったのが幸いした…

澄まして下に降りて行き、部屋に戻ると階下から…


『パパが開けたんでしょー!!』


母のかなきり声が聞こえた…(笑)


ある日、日給のいいバイトを見つけた…


日払いだ~…

でも、その時手元には辛うじて行きの電車賃のみ…

ちょっと不安だ…

迷った末、今日中に返すので300円貸して貰えませんか?…

と母に言ってみたが、予想通り返事はなかった…。


諦めて私は行きの電車賃150円を財布に入れ出掛けた…。


続く…

続きのストーリーはこちら!

⑥幼き日の傷が残したもの…

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