同年代の中ではトップクラスに頭を下げた回数が多いと思う私の話。7
怒るためにホテルに来ているお客様の話。
そのお客様の予約が入った時点で、覚悟はしていた。
退職の日に予約が重なるとはいい思い出になりそうだなと思った。
そして来館……
手の空いているスタッフは玄関ロビーでお出迎えする。(すでにここがおかしいが、お出迎えしないとスーツケースを投げてお渡ししていただけるため、お出迎えする。なかなかにハートフルである。)
お客様を部屋にご案内するまではとてもスムーズにことが運びホッと一安心。
お客様を不快な気持ちにすることなくお部屋までご案内できたことに自分の成長を感じる。
そして、事件が起こる。
事件は会議室ではなくホテルのフィットネスで、起きた。
なんと、トレーニングルームのテレビのコンセントの刺さりがゆるく、電源が付いていなかったのである。
高級ホテルを謳っておいてあるまじき失態である。
お客様は烈火のごとく怒り狂った!!!
フィットネススタッフは都合3時間ほどお叱りをいただいてしまった。
その3時間運動しろよ……
と密かに私が思ったのは内緒である。
著者のMizutani Keisukeさんに人生相談を申込む
著者のMizutani Keisukeさんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます