高卒でライン工をしていた僕が上京して起業する話-No.3

1 / 3 ページ

前編: 高卒でライン工をしていた僕が上京して起業する話-No.2
後編: 高卒でライン工をしていた僕が上京して起業する話-No.4(ラスト)

そうだ副業しよう!


そう思い立ってから、僕はありとあらゆる副業を始めた。


ebay(海外のオークションサイト)から物を仕入れてヤフオクで転売したり、ブログやサイトを作成してアフィリエイトやAdsenseを始めたりした。


転売は、無在庫販売(ドロップシッピング)というやり方で、ヤフオクで商品を販売して購入されてから、商品を買い付けて発送するという、グレーな販売をしていた。※当時は購入者から振り込まれたお金で商品を調達すると基本的には規約違反だったが、一定の期間内に商品を届ければ無在庫でもOKだった


当時のebayは日本版がなかったため、商品ページや発送メールなどは全て英語だったが、Iさんに倣って、英会話スクールに通っていたので問題はなかった。


転売は単価が低いと手間ばかりかかるため、リスクはあったが高額商品をメインに取り扱った。偽ブランドに気を使いながら、僕は海外ブランドのダウンジャケットをメインにヤフオクで販売をした。


本業のネット通販の仕事をしていた時、お客さんから「可愛いコンタクトのケースが欲しい」という要望があった。調べて見ると、ドンキで売ってあるような派手なケースはあるものの、可愛らしいケースがネットで販売されていなかった。


家に帰宅した僕は、ebayでコンタクトのケースを探し、キ○ィちゃんにそっくりなデザインのケースを見つけた。中国製だったので明らかな偽物だったかが、販売価格は200円と安く、偽物と明記した上でも売れるのではないかと思い、仕入れることにした。


発送に2週間近く掛かる船便だったため、無在庫販売が難しいと判断し、30ケース仕入れてヤフオクで販売を行った。しかし全く売れることはなく、3ヶ月出品を続けたが結果一つも売れることはなかった。この時の在庫は今でも僕の押入れに眠っている。


※偽物の販売は明記しないと詐欺罪になる可能性がありますが、明記した上での販売でも、商標法に抵触する恐れがあります。もちろん利用規約上も違法です。


ダウンジャケットの販売は1回で5000円程度の利益があったので、半年程やっていたが、本業をしながら入金確認や発送手続きなどを行うのが非常に面倒だったので、あまり長く続かなかった。


そのため、ブログやサイトを作成することにした。日常生活で不満に感じたことや、Yahoo知恵袋で質問が多いようなテーマを解決できるようなブログ・サイトを作成していた。


本業の方は、チラシ配りとして働き始め2年が経ち、一通りの仕事が出来るようになってはいたが、仕事の質は低いままだった。


全て独学でやっていたので、サイト作成はtableを多用した汚いコーティングで、デザインはワードで作成したPOPを少しマシにしたレベルだ。広告周りの運用はAdwordsを動かしていたが、CVタグの設置すらしていないレベルだった。


仕事の質は低くても、周りに出来る人がいなかったので会社では物凄く重宝されていた。社内ではパソコン先生と呼ばれるようになり、社長や院長と飲む機会も増えた。


高卒の19歳がチラシ配りからバイトをして、OSすら知らなかった状態で一通りの仕事が出来るようになり、事業部責任者として役職を貰い、周りに頼りにされるようになったので、大出世した気分だった。


しかし、待遇はバイト当時とさほど変わらず、手取りで20万を切るような環境で、周りに教えてもらえる人がいない。


もっともっとスキルアップして、たくさん稼げるようになりたい。


そこで21歳の僕は、新たな決意をした。



そうだ転職しよう!



みんなの読んで良かった!