人が色で見える。ぼくが霊能者として目覚めた瞬間の話

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そして待つ事数日、向こうの実家に帰ったと連絡が・・・



すぐに話し合いの場を設けるが、もう全てを終わりにし子供にも会いたくないと。



その時、誕生日の2日前。



何としてでも初めての誕生日はみんなで祝ってやりたいと食い下がったが答えは変わらず・・・



そして当日・・・



待ったけど、やはり現れず息子が大好きなイチゴにロウソクを一本立てて、



二人っきりのお誕生会をやりました。



申し訳ない気持ちで泣きながら「誕生日おめでとう」と言った事を今でも覚えております。



家事も育児も当たり前のようにやっていた僕は、息子と二人で生活をしていても何も不自由がない!



だけど、自分には絶対できない事がある・・・



それは・・・



僕は母親代わりになれても母親にはなれない。



そう気付き息子の寝顔を見ながら沢山「ごめんね・・・」



とつぶやいた瞬間、何かが「ドン!」と僕の体にぶつかる。



ん???



屋内だから何かがぶつかるってあり得ないでしょ???



と思った瞬間、息子から色出てる・・・



何か見えるぞ???



人も物も全て色がついている。



何だこれは?きっと疲れているんだ・・・寝れば治るでしょ?



と寝て起きるが変わらず・・・



人ごみに行くと、人のオーラの渦で前が見えない。



人が発する言葉にも色がついて見える。



すれ違った人の情報がわかってしまう。



とうとう精神的にやられたかな???



こんな事は誰にも言えず黙っていたら、仲の良い友人が珍しく愚痴る。



へ〜〜〜と思いながら話を聞いていたら、友人の過去の事や何でそういう事が起きているのか?



全て見えてしまい、



無意識にその事を喋っていたら、友人がポカーーーンとする。



何でその事知っているの???



イヤ・・・



実はあれから色んなものが見えるんだよね。



僕はとうとう精神的にやられた!って思ってるんだけどどう思う???



そういえばその友人のお母さんは、霊能者だった事にその時に気付く。



そんな友人だったので、否定される事もなく、見える・感じる・聞こえる



この事を全て理解してくれた友人が言った一言



「折角、そういった能力に目覚めたんだから、もっと研ぎ澄まして人の為に使いなよ!」



友人の言葉が後押しなり、現在に至ります。



元奥さんの失踪から始まり、友人の発言がなければ今の僕は存在していなかった!



そう感じます。



と当時はそう思っておりましたが、色んな事を理解したら見えないあの人がそう仕向けたんだって事。



もっと優しいやり方はないのか!?



と思いますが、優しいやり方では人は気付かないからね。



因みに、能力者の95%がバツイチだって統計が取れており、



そういった失敗がないとダメらしいね。



そんな訳で、僕は突然変異型の能力者って事でした。



その後・・・



ドラマのような・・・



アニメのような・・・



そんな事が実際に起きることになるとは・・・

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