人生は時に不公平〜23〜
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親父はまた失踪を繰り返した。
今度は理由がわかった。
親父は不倫をしていた、親父と知らない女性と写る写真、妙に少ない会社の休みは隠ぺい工作だった。
さらに、不倫相手に借金もしていたらしく、その請求がお爺ちゃんとお婆ちゃんにいってた事
親戚が冷たい理由が、やっとわかった時だった。
この事で一家は離散した、家も後に競売にかけられる。
実家という当たり前の物が無くなった瞬間だった。
そして、大好きだった、お婆ちゃんとお爺ちゃんにも会う事も出来なくなった。
自分は本当に家族を失ってしまった。
戸籍上の母親は息子と娘を連れて、何処かへ行き、自分は生みの母親に頼るしかなかった。
17歳の自分には余りにも大きく抱えきれない問題だった。
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