人生は時に不公平〜25〜
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ただ毎日ギターを弾いて不安を紛らわせていた。
一家離散後、生みの母親に甘え一緒に暮らす事になった。
母親は離婚して弟が1人居た、3人での生活が始まった。
この時、ずっと大切にしようと決めていた彼女の他に4人程、関係を持つ女性が居た。
最低だ。
その中の1人は12歳上の人妻だった、彼女は大阪で会う回数は少なかったが、何でも与えてくれた。
携帯、指輪、服、新幹線の切符、何でも買ってくれた。
本当に愛情飢えていた、親父のしてる事とまったく一緒だ。
最低だ。
1人なるのが怖くて怖くて何人もの人と関係を築いた。
家の近所で、ピザの宅配のバイトも始めた。
母親も何でも許してくれた、朝帰り、飲酒、喫煙
本当にこの時はやりたい放題だった。
そんな中でもバンドは辞めなかった、地元で地道に活動していた。
しかし、メンバーが就職や進学を期に辞めていく。
バンドを続けていくうちに全国的に活動している先輩と出会う。
凄く可愛がってくれて、色々な話しを聞かせてくれた。
まだギターが弾きたい。このまま終わりたくない。
そして、半年が過ぎ18になって車の免許を取らせて貰い、甘ったれた生活に思わず形で幕を閉じた。
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