人とのつながりは、街の未来を変えるーー横須賀を引っ張ってきた経営者の軌跡と、街への思いと大切にしていること

人と街と事業に、真剣に取り組んで来た横須賀を代表する経営者。立場や考え方を越えるために、覚悟を持って違いを認め、良いものを讃えてきた。常に思いを正直で、思いをしっかり伝え、人をつなぎ、街をつなぐ。彼の思いを紐解く。



【大切なのは街や相手にとって『良いこと』ーそれなのに、生じてしまう誤解…】

不器用な人-- そう思う。

よく知っている人にはこんなに愛されているのに、知らない人からは違うイベージ、正反対のイメージを持たれていることがある。彼の良さが伝わっていない時がある。


でも、彼の目を見てしっかり話すと、その噂はすぐに覆される。 未来へ踏み出す勇気が湧いてくる。心から応援してくれるのがわかるから。 決して裏切らない強さを感じて、いつも背中を押してもらって前向きにしてくれる不思議な力がある。


誰よりもまっすくで、自分の思いに正直。 いつも何にも真剣で、人のことを自分のことかのように想う。


誤解されるようなイメージを持つ人が出て来たのは、以前、横須賀を二分した、既存の力、地元の力、様々なことが絡み合う中、双方の意見がぶつかる出来事からだろうか。


普通は、既存の概念を飛び越えることはなかなかできない。でも彼は違った。普通を飛び越えて、横須賀の未来を憂いて、ある可能性に賭けた。


しがらみ、しきたり、当たり前のこと、 全てをゼロで考え、街が良くなることと自身の直感を信じて、行動した。


いつものように、未来へ踏み出す人を心から、強く、応援した。

それは一部の人には、裏切りとしてうつったのかも知れない。 非情に移ったかも知れない。


言葉を多く語らないから、誤解が一人歩きしてしまうことになる。 よくそこまでできたなって思う人と、そんなことしてって思う人がいるだろう。 露骨になることもある出来事。誤解を解いたりすることもできたかも知れないけれど、そんな時でも、鈴木はあまり多く語らなかった。 そもそも言い訳も、人を非難することも聞いたことがない。


たくさんの噂や誤解もあるけれど、すごく純粋で、信念を持って前に進む勇気のある人だ。



【毎日仕事も、遊びも全力で、前へ進んできたからこそ創れた『今』】



誰にどう思われるか…とかではなく、正しいものを正しいと感じ、 良いものを手放しで喜べる性格。


そんな姿はビジネスにも表れている。 25歳で横須賀で事業を始めた。 始めた事業は、食品の卸販売。 仕事はがむしゃらにやった。飛び込み営業もたくさんした。 三浦半島の人たちが、思ったよりも買ってくれた。そして事業は軌道に乗り始めた。


毎日仕事も、遊びも全力だった。心細い事などなかった。前だけ見ていた。


そして次に、東京で流行っているレストランを真似て、横須賀の中心街にオープンさせた。ヒズトロ・フレンチ・ダイニンクバーとお洒落な飲食店。どんどん展開して行った。しかし、ある時、数店舗目から思ったように流行らなくなってきた。 資金がショートしかけた。お金が回らなかった。


そして鈴木は、総撤退することを決意する。 事業は引き際が大切。ただし、その決断をすることは会社も従業員も痛みを伴う。 失敗… その思いも引きずる。 鈴木も意気消沈した。飲食業、飲食に関わる人も嫌になった。


そんな時、Starbucks CoffeeやTully’sが日本に上陸する。 鈴木は、起死回生のチャンスをTully’s Coffeeに見出し、展開していくことになる。


ある1つの店舗が契機となる。事業が爆発する姿を見た。 チャンスが目の前に来た時は、躊躇せずつかみとること。 そしてその経験から、誰かのために、人を助けることの大切さを痛感している。 困った時お願いする人がいる。助けてくれる。


だから、人との付き合いにおいて、信頼を積み重ねていくことを大切にしている。 決断もそう。嫌なことも勇気を持って前に進む。 嫌なことに向き合わないのは、自分を守るだけで、結果悪いことになったことない。 相手のことを思うから、厳しいこともいうし、向き合った先には必ず前に進める。


【カレーの街よこすか宣言と、横須賀という街への思い】


Tully’sを展開し始めた頃、横須賀市が「カレーの街よこすか宣言」をした。

今では、6万人の来客数を誇る、横須賀の最大規模のイベントと成長したカレーフェスティバルの原点だ。


その宣言の5年後、横須賀市内の9社が出資をし、オフィシャルショップを出店する事になり、一番若い鈴木が代表に就任する。


タイミングはおもしろいものだなと鈴木はいう。 最初は、売れるの?と思ったカレーが、年を追うごとにどんどん大きくなり、街の顔となった。


横須賀の先輩たちから、学ぶことも多かった。


このカレーの事業から、街の人との繋がりを意識するようになる。 そこにはいつも「人」があった。どんな時も相談に乗ってくれる先輩がいた。 様々な人や、チャンスとつないでくれた。 事業を長くしていると辛いことも、苦しいこともある。その都度、何とか生き延びて来た。


そうすると必ずチャンスが来る。 タイミングの凄さを痛感した。それと同時に、一歩踏み出す勇気、選択する勇気を教えてもらった。 そしてどんなときも、ベースにある事業が助けてくれていた。


だから今、街に心から恩返ししなきゃなと思っている。


横須賀の先輩や、役所と共につくりあげた『カレーの街よこすか』 事業を通して、人と人をつなげて来た。繋がりで助けられて来た。


街に顔みせること。そこはすごく大切だ。


鈴木は数年前に5年間、環境保全を訴えるSave the Beachというイベントを開催した。 多くの青年団体や市民活動をしている方々に声を掛け、実行委員会を立ち上げ、企画・運営まで、隔てなく、取り組んだ。


毎年、数百万円の運営費は全て鈴木が、市内の企業を回り集めた。異なる団体が、初めて一つの事に取り組む、そこに軋轢等もあったのかもしれない。痛感もした。でも、一つのことを共にやり遂げ、街に顔を見せるということの大切さを伝えた。


こんなことがあったら良いのになーという思いから全てが始まった。ゼロのものを、皆で力を合わせて実現すると、大きな力になることを皆で体験したかった。

言葉は少ないけれど背中を見せて前に進む人ー心の中に秘めた思い

そもそも、あまり立場という概念がないのかもしれない。想いのままにやっているだけなのかもしれない。 そこに、人生を切り開く答えが今まであったから。


鈴木は、基本、フィルターレス。 正しいとか、言うべきことではない…とかではなく、相手にとって正しいことをしっかりと伝える。 目上の人にも、年下にも、しっかりと正しいことを、思いを伝える。


言葉がフィルターレスなだけではなく、物事にもフィルターをかけない。 しっかりと思いを伝えないと、本当に分断されてしまうからフィルターがない鈴木は、自由を楽しんでいるように見せかけて本当は、たくさんの心配りをして、他人を思っている。そして、その立場の責任も自覚している。


ちゃんと思っていることを伝え意志を持った人生を、選択できる人へ。

物事をまっさらな目で見る勇気を持ち、一歩踏み出す人たちの支えでありたいと願っている。


自分の思いにまっすぐに生きて選択をした結果、色々な誤解を生むことになったけれど、信念を持って進んだ先には、たくさんの仲間が彼の背中を見るようになった。


信念に夢中に進むことに飽くなき挑戦をする彼の背中を見て、追いかける後輩がたくさんいる。


皆が大好きなのはそんな彼の生き方。 



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