セールススキルを路上販売で身につけた話

前話: ユダヤ人大富豪の教えをそのまま実行してみる事にした話。
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ノート8冊分の振り返りで人生の方向性が定まった僕は、残りの学生生活で3つのことをやると決めました。

1つ目、大学生のうちに、自分が活躍したい業界の成功者とつながりを作ること。 

2つ目、セールスの達人になること。

3つ目、自分でビジネスを行ってみること。 

それぞれ具体的にこんな取り組みをしました。

①成功者とのつながりを作ること。

これはお金を払って成功者が集まる場所に行きました。具体的には、1泊2日で8万の経営者だけが集まるセミナーに無理を言って参加させてもらったのです。当然、「え?君よく来たね!」と縁を作ることができました。ここで出会った社長さんたちに上京後、助けてもらうことになります。

②セールスの達人になること

自分でビジネスを行いたいならセールス・コミュニケーションの達人になりなさい。と大富豪の教えに書いてあったのでそのまま実行することにしました。 「営業代行会社、インターン、仙台」で検索して一番辛そうな営業会社に電話して直談判して期間限定で雇ってもらえることになりました。

僕が見習いを始めた会社は、本社は東京の大崎にあって、仙台に支店を立ち上げたばかり。支店と言っても、5畳のワンルームオフィスです。何人かのセールスマンはそこに寝泊まりしながら、仕事をしていました。

今思えば完全にカオスです。

固定給10万+歩合制。成果をあげれば評価され、上がらなければ給料がほぼない。まさに力をつけるには最高の環境でした。

当時取り扱っていたのが、ウォーターサーバー。仙台の街でウォーターサーバーのキャッチセールスから僕の修行はスタートすることになるのですが、 かといってすぐにうまくいくわけもなく、最初は歩いてる人に声すらかけられず、成績0の毎日でした。

どうやったら売れるのか?

社長の真似を徹底的に行いました。社長はお客さんと話をするとすぐ契約まで持っていってしまうセールスの達人だったのです。社長のセールストークを録音して覚えて、完全にモデリング。

その結果、東北1位の成績を収めることができて、北陸支店の立ち上げも経験しました。北陸支店は新潟の古いマンションの一室からスタート。水が美味しすぎて全く売れずに撤退しましたが、いい経験でした。

ここで学んだことは、最初はできなくてもだれでも練習して集中すれば、結果を作ることができるという成功体験です。集客は最終的に、歩いてる人に声をかけるくらい本気でやれば必ずうまくいく。という確信があります。


③自分でビジネスをやってみること

自分でビジネスを行うこと。 これはAmazonを活用して海外輸入転売に挑戦しました。簡単い言うと、日本で売れてるものをリサーチして中国から安く輸入して、日本で高く売る。

結論から言うと、赤字になって失敗です。笑

はじめは儲かったんですが、参入障壁が低いため徐々に在庫を抱えて売れなくなり 合計で100万赤字を出して両親に泣きつきました。今の嫁さんの前で思いっきり頭を叩かれたのを覚えてます。笑

ここで学んだのは、お金だけを求めてもうまくいかないということ。自分のコアから外れている事をやってもワクワクしない、売り上げが立たない、ストレスだらけ。 小規模でもビジネスの怖さを知りました。

休学してから、卒業するまでに2年間本当に思いっきり行動しまくりました。友人たちからは海外行ったり、水売ったり、ネットで転売やったりと「あいつ大丈夫か?」と言われていたようですが、僕の中ではやってることは一貫していました。

大学を卒業した僕は、一旦東京の人材会社に就職する事にしました。リクルートみたいな会社です。3年ほど、法人営業で力をつけて業界を広く見れるようになってから、セミナー業界に行こうと思っていたからです。

上京して僕の人生はまたさらに変化します・・・

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