チャンスの前には恐怖あり。恐怖がないチャンスは成長しない

前話: 菊地、メンターに出会う。
次話: カバン持ちからスタート。3年半修行、そして独立。

宝地図の1日セミナーに参加した僕あと、僕の営業成績は50万から200万の4倍になりました。一緒に学ばせていただいた受講生には10万部超えベストセラー作家、億越え経営者、講演家などさまざまな人が来ていて、自分の好きなことを仕事にして、楽しそうに稼いでる大人がたくさんいました。 

世の中の9割の人は、お金を払ったらやってもらえることを考える。応援され、うまくいく人はお金を払っても、与えることを考える。

僕はセミナーに参加して、何を望月さんに何を与えられるのか?それを考えて行動していました。そしてある日、望月さんから 「一緒に仕事をしないか?」と声をかけてもらえたのです。

正直、飛ぶように嬉しかったです。

息子の俊亮とは一緒に仕事をしたかったし、このまま望月さんの弟子になれたら、最高だなーと思っていました。

今回の話は俊亮が提案してくれたのと、ここ数ヶ月の僕の成長と取り組みを評価してくれた結果だったようでした。3年かけて営業しながら探して開こうと思っていた扉が、東京に出て数ヶ月で目の前に現れたのです。

そりゃ嬉しいに決まっています。

ただ、問題もありました・・・・・本来ならすぐに「よろしくお願いします!」と即答するところを僕は即答する事ができなかった。

最初に入社した会社には、3年やって結果出してから次のステージに行く。と話をしていたからです。役員の方にはすごく期待してもらってたもの知ってました。この話をしたら、確実に反対される事は分かっていました。

僕はそこからかなり悩みました。

早く一緒に仕事がしたい!

だけど・・・・


「今所属している会社には確実に迷惑がかかる」

1人新卒を採用するのに採用費用1人はだいたい100万以上かかるのを知っていたので尚更心が苦しくなりました。

「僕の成果は上がってきているけど、それは先輩たちあっての事だし、僕のここでの責任は成果を上げて、後輩を育成するとこまであるんじゃないか?だけど、こんなチャンスもう一生ないよな・・・・」

こんなことを毎日考えていました。

正直、もう心ではもうセミナー会社で修行する事は決めていたと思います。だけど、前の会社の人たちの残念な顔を見るのが嫌だった。単純に嫌われたくなかったし、悪者になりたくなかった。そんな自分がいたのも事実です。

どうしよう・・・・

学生時代から求めていた扉が目の前にあるのに、開くことができない自分がいて凄く情けなかった。そんな時、1人の社長さんが僕に助言をくださいました。

「菊地君。このチャンス、もう次はないかもしれない。あの時こうしておけば良かった!と思わないほうを選びなさい」と。

僕はその言葉で決断しました。会社には迷惑をかけるかもしれないけど、ここは自分の本当にやりたい!と思える人生を優先すると決めたのです。

会社は僕がいてもいなくても、回っていく。でも僕の人生は、僕が進みたいようにしないと僕の人生じゃない。そう思ったんです。

正直、この判断は本当に自分の事だけ考えました。今まで、誰かに迷惑がかかる、嫌われるかもしれないと分かった上でそのような嫌われる決断をした事は人生で1度もありませんでした。

前職の役員はもちろん大反対。ただ、今回僕も相当な覚悟を持って話をして、最後は「お前のやりたいようにやりなさい。ただ、絶対に次のところでは結果を出す事。じゃないと癖になるぞ」と言ってもらえたのです。

この判断が合っていたのかどうか、当時は正直わかりませんでした。だけど、僕はこの判断を2年後、3年後に振り返ったときに絶対に正解にすると決めたのです。

そして、僕は望月さんのカバン持ちから再スタートすることになりました。


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カバン持ちからスタート。3年半修行、そして独立。

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