京都大学薬学部の大学院を蹴って、とある人材会社に就職する話。
自分の人生だから、余計こわい
批判されるし、悩みを分かってくれる人もいないし、
失敗するかも知れないし
でもね
少なくとも自分はやりたくないことは絶対にやりたくないし
やりたいことで人生埋め尽くしたい
この気持ちは人一倍強いし誰にも負けない自信がある
だから踏み切れた
いま就活を終えて思うこと
本当に大学院を辞退してよかった
たくさんの人に迷惑かけたけど
きっとごめんなさい、
これからもよろしく、
で許してくれる
そんな気がする
だからこれからも、
よろしくみんな、よろしく自分
以下、TABIPPO2017京都スタッフとして活動していた時の日記の一部。
これは読まなくて良い。ただ、今思い出しても涙が出てきそうになる。
自分にとってはすごく大切な文章。
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TABIPPOに入って4ヶ月弱。
去年からやりたいっておもってたスタッフになれて、
ぶっとんだ考えの友達ができて、
自分が好きな旅がこんなに色んな人と分かち合えて、
すごく楽しい
ずっとおもってる
でも
その反面、大学の研究室がおもった以上に興味なくて、もちろんつまんなくて、でももがいたりして。
大学にいけば必死に研究してくらいついて、絶対優秀な研究者になりたいっておもって、努力してる友達がいて
かっこいいなっておもって、純粋に
もっと研究に時間割かないといけない。もっと時間を割きたい。
だから今日限りでTABIPPOやめます。
ってのは冗談で←ちょっとびびった人ごめん。なんかあげる。煮卵あげる。いえーい。
こないだ、9月16日に京都大学大学院薬学研究科修士課程に合格しました。おめでとうって色んな人に言われて、ほんとに嬉しかった。ありがとう。まだまだおめでとう募集してるから待ってます。
でもおめでとうって言われる度になんかごめん、っていう思いがいつもあって。
それは、9月16日大学院への合格が決まったその日に、教務課に休学届けを提出したからです。
休学します。明日から。大学院には進学しません。
半年ぐらいずっと悩んで、院試の勉強して、院試終わって、研究室に戻るってなった時。
大学院に受かっても辞退しようと決意しました。
実家に帰って、親に休学届けを見せました。さすがに驚かせちゃうかなって。
母の真顔にドキっとしたけど1分で話は終わって、「そっか〜ま、いいんじゃない!」って。
父は余計話が早くて大学院に進学しないてことと、来年就活することを言ったら
すぐに「じゃスーツいるな〜」「旅できなくなるなぁ〜」って言われて話は終わりました。
やっぱり神。
ほんとに感謝してます。
話が早すぎる。
翌日、4月からいじめられ続けてきた鬼教授に休学する旨を伝えに行きました。
正直、嫌いすぎてばっくれたろかおもたけど、ちゃんと話して自分の今の気持ちを伝えよう。
もう会うの最後やし。そうおもって研究室にいきました。
「先生、大学院に合格しました」
「あと、少し報告させて頂きたいことがありまして、、」
「休学します。大学院も辞退します」
研究に対して本当に興味がわかない、、
自分には他に就きたい職があって、目指したいことがあって、、
だから実験も、研究も片手間になってて、、
今までご迷惑ばかりかけて、、
話し始めてほんの20秒ぐらいで、教授の前で大号泣していた。
半年抱いてた違和感と葛藤が一気に涙となって溢れ出ていた。
絶対怒られる。なんでもっと早く言わない!大学院受ける意味なかっただろ!って絶対言われる。って。もう逃げれないなって。
でも教授はこんなことを言った。
「きみは私のことがこわいか」と。
すると、絶句した僕にこんな話をしてくれた。
「わたしはきみを生徒とはおもっていない、研究をする仲間の一員だと思っている、
きみはゲームをするだろ?研究はゲームで、僕たちはチームだと、
だから真面目にやらないと怒るし、厳しい言葉もかける、
きみともっとゲームがしたかった、同じ目標にむかって進みたかった、、」
そして、、
「きみが就活から帰ってきたらまた、研究というゲームを一緒にやろう。今度は本気で。」って。
ほんとに素敵な人と出会えた。
来年もまた同じ研究室を選ぼう、そう思った。
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